堕落する不二子 13
そんな日々が続いていくなかで、不二子は心身共に限界に近づいていた。それもそのはず、ずっと犯され続けて身体を休ませる間がないうえに、男性に犯されるというのも受け入れられないが、それ以上にモンスターに犯されているという現実を叩きつけられ、されるがままの状態が続き、心身共にボロボロになっていた。
そんなある日の夜…
不二子「ハアハア…ハアハア…どうして、私がこんな目に…毎日毎日ゴブリンに好き勝手に犯され続けてるなんて…もう限界…このままじゃ…うう…私どうなるのか…ここから…逃げ出したい…逃げ出さなきゃ…」
不二子は床に横になりながら、自分の不甲斐なさに涙を流してしまっていた。そして、不二子はこの施設から逃げ出したいと強く思っていた。
不二子がそんなことを考えているとはつゆ知らず、マスターは博士の部屋にいた。
マスター「博士、例の薬の進行状況は?」
博士「あともう少しといったところですかね。彼女、実験体である峰不二子とゴブリンとのデータと彼女から分泌された牝汁のおかげですよ…」
マスター「そうか…ありがとう。この薬が完成すればと思うとワクワクするよ…」
マスターは、笑みを浮かべていた。
博士「確かに…この薬、言うなれば、超高濃度媚薬と言ったところですかね。これを飲ませれば、どんな女性でもたちまち堕ちると思いますし、女性に飲ませるのが難しい場合のために、彼らにも飲ませておけば、峰不二子も虜になると思いますよ。一応試作段階の物を渡しておきます」
博士はマスターに試作段階用のゴブリン達用の超高濃度媚薬が入った瓶を渡していた。
マスター「ありがとう…試しに飲ませてみるよ…」
博士「もう誰に使うのか決めてるのですか?」
マスター「まあ、候補は決めている。但し、峰不二子じゃないよ。彼女には完成品を使うと決めているからね」
博士「そうなのですね」
マスター「それじゃ…失礼するよ。おや…?」
マスターは博士の部屋から出て行こうとしたとき、何かを感じていた。
博士「どうかしましたか?」
マスター「あっ…いや、ちょっと騒がしいなと思っただけだ…」
部下「ハアハア…ハアハア…し、失礼します!マスター…じ、実は…」
突然、部下の男が博士の部屋に慌てた様子で入ってきた。その姿からは切羽詰まったことが起きたのではないかと思わせるぐらいだったのである。
マスター「まずは、落ち着きたまえ…一体、何があったんだ?」
部下「ハアハア…は、はい。実は、実験体である峰不二子が施設から逃げ出しました」
マスター「な、なんだって!?」
マスターは不二子が逃げ出しと聞くと驚きを隠せないでいた。
部下「油断していました。この数日間ゴブリン達に一晩中犯されていたので、体力的にも逃げ出せないと思っていたのですが、まさか、監視の目を逃れて脱走するなんて…」
博士「彼女をみくびっていたのかもしれないね。どうしますか?マスター」
マスター「そうだな…そんなにまだ遠くには逃げていないだろう…マイケルを呼び戻して、ゴブリンやオーク達を使って、捜索させるとしよう。彼女はまだ知らないからね…彼らがいるのはこの施設だけではないということを…」
マスターは不二子を捕まえるためのモンスターたちの準備をしていた。
マスター「そうだ…彼女を捜索するついでに、目撃情報があったレベッカの捜索もさせよう…上手くいけば、二人とも捕らえることができるかもしれないからね…」
部下「了解しました。すぐにマイケルさんに連絡します」
マスター「頼むよ…」
部下「は、はい。失礼します」
部下は部屋から出て行った。