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青と白の間で
官能リレー小説 - 二次創作

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青と白の間で 5

その後、気分転換に少しだけ泳いで、プールを出る。
「やっぱり水沢くんってすごいね」
って青山さんは言ってくれた。
…少し嬉しいのは秘密だ。

着替えて少し待つと、莉花と一緒に青山さんが出てくる。
青山さんは携帯でどこかに電話しようとしているみたいだが…

「どうしたの?」
「お母さん、外出しちゃったのか、繋がらないんだ」
「そうか」
「じゃあ、青山さんも一緒にどう?これから涼の家で涼まない?」
莉花がそう言い出す。

「いいの?水沢くん、迷惑じゃないかな…」
「そんなことないよ。コイツだっていつものことだし」
莉花は暇さえあれば休みの日は僕の家に入り浸る。
ご両親は厳しい人というのは昔から知っているが、僕の家にいるほうが気が休まると莉花が言うので、特に気にしたことはない。
僕の家、基本僕しかいないし。
(僕の親はたいてい週末出かけることが多い)

「青山さんもいいよ?連絡取れるまで家にいれば」
「うん、ありがとう。ごめんね」

―というわけで、青山さんも連れて僕の家へ。
健康プラザから家までは自転車で10分、歩いても20分くらい。

「水沢くんと白峰さんって、家近いんだ」
「幼い頃から一緒でねぇ」
「へー、そういう関係ってうらやましいなぁ」
「うーん、そうかな?」
「そうだよ」
…青山さんと莉花の反応って温度差があるなぁ。

話をしているうちに家に着いた。
「まあ上がってよ」
「ありがと、おじゃまします」
莉花のほうは何も言わずずかずかと入っていく。
…あいつは当たり前のように家に来るからなぁ。

「涼、クーラーつけるよ?」
「いいよ」
僕はキッチンに向かい、人数分のジュースを用意する。

ジュースをグラスに注いでリビングに向かうと、青山さんと莉花はソファーに座っていた。
「どうぞ」
「ありがと」
「わざわざごめんね」

思えば、莉花以外の女の子が家に来るのって初めてだ。
しかも、その相手はクラス一の美少女。
少し前まで、会話もあまりなかったのに、今が信じられない気持ちだ。

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