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青と白の間で
官能リレー小説 - 二次創作

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青と白の間で 28


―翌朝

いつものように、莉花と一緒に登校。
校門を少し過ぎたあたりで

「涼くん、おはよう!」
「ああ、おはよう」
後ろから元気よく澄香が挨拶して来た。
こちらもいつもどおりの元気な顔だ。

「…私もいるんだけどなぁ」
「あ、莉花ちゃんもおはよう」
「ついでに感満載、心がこもってない」
「そんなことないそんなことない」

「まったく」
「えへへっ」
などと言いつつも、2人とも顔は笑っている。

「あ、涼くん、今度の週末、予定ある?」
「え、特に何も―」
「じゃあ、私―」
「ちょっと待ったーっ、2人で話を進めない!」

僕と澄香の会話の間に入り込む莉花。

「ちょっと、澄香、勝手に何の話?もしかしてデート?」
「うん、そうだけど」
「じゃあ私も行くっ」
「図書館だよ?」
「え、ええっ」
…莉花には一番縁のない場所だろうなぁ。

「い、いいじゃなイッ、涼だって一緒なんだからっ」
「ふふっ、莉花ちゃん顔真っ赤」
「う、うるさいっ」
澄香が上手になるとは珍しい。


「いいじゃん、私が一番涼のこと…」
「私だって負けないから」
どうやら一歩も引く気はないようだ、この2人。
僕はどっちも…

「涼」
「涼くん」

『大好き!!』

…だから、毎日が楽しい。それが一番だ。
ずっとずっと、これからも。


『青と白の間で』 END


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