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青と白の間で
官能リレー小説 - 二次創作

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青と白の間で 21

「ああっ…涼くん…熱い…」
「澄香…大好きだ」
「私も…」
繋がったまま、澄香と唇を重ねた。

事が終わって、服を着ながら、澄香がこう言って来た。
「明日、練習終わるまで涼くんを待ってていいかな」
「えっ?」
…明日…莉花も確か…

「い、いや、ちょっと用事が…」
「大丈夫。その用事なら、何とかできる」
「?」
このとき、僕は澄香の言ったことがまだよくわからなかった…


―翌日

授業後、僕はいつもどおり部活に向かう。
「じゃあ涼、終わるまで待ってるからねー」
「あ、ああ」
莉花が僕に向かって手を振る。
それを、窓際の席でじいっと見つめる澄香。

…この2人の間に、何が起こるのだろうか

僕はそれが気になりながらも、部活へ参加しにプールへと向かった。

部活は部活。
黙々と打ち込む…けど、この後のことが気が気でなかった。

『お疲れ様でした』

部活が終わる。
シャワーを浴びて、更衣室で制服に着替える。
後輩たちは先に帰って、僕一人になった。

コンコン
「涼、入るよー」
莉花の声がした。

「あ…ああ、いいよ…」
ここは男子更衣室だが、いるのは僕ひとりだけ。
女子も顧問の先生ももういないだろうから、入れても問題はないはず…そう思った。

ガチャリ
ドアが開いて、中に入ってきたのは…

…えっ
思わず言葉を失う。

やってきたのは莉花だけじゃない…澄香もいるのだ。

「お待たせ♪」
「部活お疲れ様〜」
並んでニコニコ顔の2人。

「えっ…ちょっと、どうして2人で」
完全に動揺していた。

「昨日、話をつけるって言ったでしょ。そのとおり、莉花ちゃんと話をつけて、こうなった」
澄香が言う。
「結局、澄香も私も、涼のことが好きってことなんだよね…」
莉花が顎に指を当てて言う。

…いつの間にか、お互いの呼び方が変わっている。

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