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ドラゴンクエストモンスターズ
官能リレー小説 - 二次創作

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ドラゴンクエストモンスターズ 8

淫らでそれでいて神々しささえ感じさせる雄の舞が、俺を魅了してやまなかった。
やがて、光が最高潮に達して弾けた時かくとうパンサー達は一斉に天に向かって吠えた。
「グルルルル…ウガアアアアアアッ!」
そこには先程までの理性を失い獣欲に支配された姿はなく、誇り高き戦士の姿があった。
瞳からは理知的な光が放たれており、明らかに知性を感じさせるものだった。
そして、彼等の身体を覆っている毛皮が赤みを帯びてテラテラと光沢を放っている。筋肉質な身体つきはそのままだが、より引き締まり洗練されたものになっていた。
先程まで空中でのたうっていた彼等は地面に降り立ち、その鋭い眼差しで周囲を見渡す。
その様子から察するに、自分達が何者になったのかを理解しているようだ。
そして、股間に装着された触手の塊に視線をやり静かに口を開いた。
「主様のお陰で我らは生まれ変わった。礼を言うぞ」
「お前達、言葉が話せるようになったんだな」
「ああ、お陰さまでな」
かくとうパンサー達は、自らの変貌ぶりに驚きもせず淡々としていた。
「…どうだ、今の気分は?」
俺は気になって聞いてみた。
「そうだな…悪くない。いや、とても良いものだ。こんな素晴らしい力を授けて下さった主には感謝してもしきれんよ。それに…」
そこで言葉を区切り、肉の塊の方を見る。その塊の中から二体のかくとうパンサーが歩み出てきた。
その二体は、肉の塊を犯しながら力無く覆い被さったリーダー格である。その二体の肛門に挿入されていた触手が、ゆっくりと引き抜かれる。
ズチュルルルッ!と湿った音を立てて抜き出された触手は、そのままビクンッ!と震えたかと思うと先端から大量の粘液を吐き出した。
リーダー格の、体の黒い方の個体が説明を始める。
「どうやら彼等の精巣から発せられた莫大なエネルギーが尿道を犯す触手を伝わって俺の体内に侵入してきたらしい。それによって俺は更なるパワーアップを果たしたようだ」
頭に紫の毛を生やした方のリーダー格が続ける。
「そして俺達はこの瞬間、新たな能力を手に入れた。それは…」
そこまで言うと、二人は腰を落とし構えを取った。
見たところ空手のような型を取っているようだ。
そして、次の瞬間驚くべき事が起こった。二体の姿が一瞬ブレたと思った途端、目の前に居たはずの二体が消えてしまったのだ。
慌てて周囲を見回すと、少し離れた場所に二体の姿があった。

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