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スケットダンス
官能リレー小説 - 二次創作

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スケットダンス 1

「おまえら、悪いが片付け手伝ってくれ」
「はぁ?ちゅうさん何言ってんだよ」
カタカタ「今忙しい」
「私達高3で勉強中なんや!担任なんやからわかるやろ!」
「その割には机にジュースと菓子が並んでいるが」
ぎく、ぎく、ぎく
「後、おまえら高3で回りの奴等は引退してるのにお前等だけ優雅に部室使えるのは誰のおかげだと思ってるんだ」

「おい、どうするよ。今回ちゅうさん強気だぞ」
カタカタカタカタ
「仕方ない、ここは大人しくちゅうさんの顔を立てよう」
「おい、お前ら喋るなら本人に聞こえないように喋れよ、そういうのは」

「で、ちゅうさん片付けってのは何処をやればいいんだ?」
「俺のラボ(科学実習室)だ」
「ふざけんな」
カタカタ「前言撤回!断固拒否する!」
「痛い、痛い、お前等物を投げるな」

「で、俺らなぜかちゅうさんのラボの前にいるんだけど」
「さすがに断れんやろ、それに、あの後タイミング悪くチェリーが来てしもて話聞かれたからなぁ」
「あいつ絶対、ちゅうさんの薬報酬としてもらう気だぞ」
「さぁみなさん早く中に入ってかたずけしましょう」
「ああ、あかん眼が完全に薬になっとる」
カタカタ「わかりやすいな」
えーとこれはこっちあれはあっち、
んなんやろこの薬わっ!ドン
ガシャンポワボワポワ  ヒメコだいじょうぶか?ああ大丈夫や うん?
ヒメコのオッパイがでけー
ボッスンがつかの間ヒメコの胸に見とれている間、しゃがみこんだヒメコは、なぜが動きをとめていた。
「・・・ヒメコ?」
ヒメコはボッスンの顔を見詰めたまま呆然としている。
「だ、だいじょうぶかヒメコ?何だか顔が赤いぞ!?ガラスで指でも切ったのか?」
見るとヒメコの顔は真っ赤に成り、肩が小刻みに揺れている。
「・・・えっ?ええぇ!?・・・な、なんでもないわドアホ!!・・・ところでお前、さっきからドコ見てんねん!このドスケベ!!」
「べ、別にドコも見てねえよ!!」
(ヤッベ!・・・しゃがんだ時ツイ胸の谷間見ちまったの気づれたか・・・怒らせたかな・・・)
二人の間に何やらキマヅイ雰囲気が流れる。
カタカタ『オイ!お前ら何やってんだ!とっとと仕事終わらせるぞ!!』
「あ、ああ!すまねえ!!」
「ふ、フン!仕方ないわ!この話はまた後でな」
スイッチの言葉にボッスンとヒメコはこれ幸いにと片づけを再開する。
落として割れたビーカーの破片は、誰かが怪我をしないよう手早く箒で集められ、床にぶちまけられた薬は雑巾で拭取られる。
「一応チュウさんに後で報告しとくか?」
「そやな・・・また変な薬やったらあかんし」
カタカタ『ボッスン!ヒメコ!悪いがこれを運んでくれないか?』
そう二人が話していると、スイッチが何に使うかは分らない重そうな機材を指差してそう言った。
「オウ!」
「ちょいまてやスイッチ!何でそないな重そうな物運ぶのがあたしとボッスンやねん!!」
『適材適所だ』
「ドコがやねん!あたしはこれでも女やで!」
「まあまあ」
こうして騒がしく片付けをしている間に、二人の頭の中からは、先ほどの薬のことは綺麗さっぱり消えていたのだった。

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