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スケットダンス
官能リレー小説 - 二次創作

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スケットダンス 2

「はぁ〜・・・」
「ど、どうしたヒメコ?」
「ううん・・・何でもないわ」
「そ、そうか・・・」
(どうも近頃ヒメコの様子が変だな・・・受験勉強が上手くいってないのかな?)
ここ数日というものボッスンがふと気が付くと、何時もその度にヒメコの視線がボッスンの横顔を捕らえていた。
「気になる」
「なにがだ?」
「ヒメコだよ」
『!!ボッスンがヒメコの事を気にしているだと』
「どうしてそんなに気になるんだ?」
「最近気が付くとヒメコの視線が…」
『おおお』
「何でも無いって、それでだな…」
『来るか』
「俺の顔になんか付いてるか?」
『がくっ、まったくこの男は唐変木にもほどがあるぞ』
「別の意味で鏡を見ろと言いたいが今は止めておこう。ヒメコの様子がおかしくなったと感じたのは何時からだ?」
「…あ、ちゅうさんの部屋を片付けしたときからだ」
「ボッスン、それは理由を聞くまでも無いんじゃないか?」
「で、俺のところに来たと」
「ああ、この前の片付けの時あいつ誤って薬瓶割っちまって」
「う〜ん、そう言われてもなぁ〜。だがお前のいう症状が出るのは『スキニナーレ』だな」
「スキニナーレそれが今回の怪しい薬の名前か」
「一体どんな薬なんだ?」
「簡単に言うと惚れ薬だな」
「惚れ薬!」
「つっても失敗作というかほっとけばすぐに効果は切れるはずなんだが」

ちゅうさんの説明によると動物には異性に好かれる臭いが存在する。
だから異性の相手にこの薬の臭いを嗅がせて自分を意識させればOK。
しかし個人差があり万人に効果があるとはいえないとのこと。
どんなに強く吸いこんでいたとしても3日以上続くことはあり得ないとも
「一週間経ってるもんなぁ」



「うぅ、あかん、ボッスンとまともに顔合わせれん」
あの片付けの後ボッスンの事がめっちゃ気になりだしてその日の夜に妄想オナニーしてイってしもてるから余計はずい。
しかもうちがボッスンのこと好きやって事気付いてしもたあとやし。
『それにしても周りにバレバレってどうなん?』
幸いな事に(ある意味不幸な事に)ボッスン自身はヒメコの想いに気づいていないようだが、このままでは精神衛生上良くない。
『いっそボッスンに好きやって告白した方がええんかいな・・・』
そうも思うが素直に告白できる性格なら苦労は無い。
「ボッスン・・・」
「何だ?」
「ウワッ!ボボボボ、ボッスン!」
思わず呟いたヒメコの声に応じるように、何時の間にかボッスン本人が彼女の背後に立っていた。

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