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スケットダンス
官能リレー小説 - 二次創作

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スケットダンス 3

「イイイ何時からいたん!?」
「つい今しがた来たとこだよ。お前の様子がおかしいからちゅうさんに相談してたんだ」
「オオオオおかしいって何やねん!人を病人みたいに言わんといてや!!」
そう言って悪態を吐いている間も、ヒメコは顔を真っ赤にして、ボッスンの顔から目を逸らしている。
『あ、アカン・・・恥ずかしゅうてボッスンの顔まともに見られへん・・・』
ボッスンと話をしているだけで、ヒメコの心臓の鼓動は早まり、全身が熱くなってくる。
「まあ、別に病気じゃ無かったから安心しろよ。すぐに良くなるから」
「え?」
そう言うとボッスンはポケットから薬瓶を取り出した。
「・・・て!訳でこれを飲めばスキニナーレも中和されるそうだ。良かったなヒメコ!」
説明を終えると、ボッスンは心から安心したように笑を浮かべて薬瓶をヒメコに手渡す。
「・・・・・・・・・・」
だが、ヒメコは薬瓶を見つめたまま無言で押し黙っている。
「早く飲んじまえよヒメコ!それで万事解決だからさ!」
「・・・・・・何でやねん」
「は?」
「何で嬉しそうやねんボッスン!ボッスンはあたしに好かれて迷惑なんか!?」
「な、何言ってんだヒメコ?」
突然癇癪を爆発させたヒメコの様子にボッスンは困惑を隠せない。
「好きやボッスン!惚れ薬なんか関係ない!あたし、あんたの事ずっと好きやったん!」
「え?・・・・えええええええええええええ!!!!!」
今まで気の合う友人だとしか思っていたヒメコの突然の告白に、ボッスンは驚きの余り『シェー!』のポーズを取ってしまう。
「やっぱボッスンは、あたしみたいなガサツな女は嫌いなんか?ボッスンがイヤや言うならもっと御淑やかな女になるよう努力する!あ、あたし、ボッスンが望むなら何でもしてやるわ!・・・せ、せやから」
ヒメコは瞳に涙の粒を浮かべながら、制服のボタンを一つ一つ外していく。
「お、おい!落ち着けヒメコ!」
「せやからボッスン!うちをあんたの恋人にして下さい!!」


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