ゴーオンシルバー 連続快楽地獄 1
「え?エステサロンへの無料招待券?」
その日の鍛練が終わり、家への帰途に大翔が美羽にそう持ち掛けてきたのだ。
「そうだ、半年位前に開業して大評判になっているエステサロンがあるんだが、 俺の知人の奥さんがそこの常連でな、妹さんにどうぞと、俺にそれをくれたんだ。
ガイアークとの戦いで最近は苦闘の連続だからな。そこで日ごろの疲れを癒して来て欲しいんだ」
「兄ぃ・・・」
そのエステサロンは美羽もよく知っていた。
美羽もそこへは一度でいいから行ってみたいと思っていたからだ。
「でも、それはダメだよ、もし私がいない間にガイアークが出現したりしたら」
そんな美羽の懸念を大翔は笑って払う
「そんな事をお前は気にしなくていい、あいつらだっている。
お前がいないからってぶざまな戦いをする程奴らは腑抜けじゃないさ」
大翔はゴーオンジャーへの信頼を示しつつ美羽の背中を押した
「兄ぃ・・・ありがとう!私行って来るよ」
美羽は大翔に抱きつき感謝の意を示しつつ、その申し出を承諾した。 これが破滅への序曲とも知らずに・・・
翌日、美羽はいつもの服装でそのエステサロンに訪れていた。
そこは外装から華美な雰囲気が醸し出されており
「ここね・・・さぁて、楽しんでくるか♪」
そう言って美羽はスキップを踏んで店内に入っていった。
そこは大評判の噂に恥じない一流の店であった。女性エステティシャンの腕、店内を流れるBGM、アロマテラピー全てが素晴らしかった。
あまりの気持ちよさに眠ってしまいそうだったが、それすらもったいなかった。
美羽は水着姿でマッサージを受けていたが、鍛えられた上にスタイル抜群なその美貌は同性ですら見惚れる程だ。
体中にアロマオイルが塗られ、ひと撫でごとに自分が美しくなっていく気がした。
プロ意識の固まりの美羽でさえ、この時はガイアークの事を忘れてしまう程だった。
(もう最高、ここに来て本当によかったわ・・・)
薄暗い部屋でモニターに向けて何者が何かを報告していた。それは明らかに人間のシルエットではなかった。
モニターの中の人物が命令した。
「作戦開始でおじゃる」
それは突然だった。
今までマッサージを行なっていた二人の女性エステティシャンが美羽の手足を掴んだのだ。
「えっ?な、何なの?」
美羽は慌ててその拘束をとこうとした。訓練を積んだ美羽なら簡単に解けるはずだった。しかし解けなかった。
「ど、どうして!?」
「それは、この店内にガス状脱力剤が蔓延しているからよ。アロマテラピーという名のね」
その姿を見て美羽は愕然とした。
「ガイアーク!?」
「あなたは罠にハマったのよ〜
私の名はマッサージ機バンキ、ケガレシア様の一番の配下よ、フフフフ」陰険な笑いをあげるマッサージ機バンキ。
「そ、そんな・・・」絶望の声を漏らす美羽。
「この作戦は本当に地道だったのよ〜。人間になりすましてエステサロンを設立して、ゴーオンジャーの女がひっかかるのを待つ。どれだけ気の遠い思いをしたか、貴女にはわからないでしょう〜」
そう言って美羽の頬を撫でるマッサージ機、美羽は蜘蛛の巣に引っ掛かった蝶になってしまったのだ。
「でもこれでこの思いも報われるわ、一緒に愉しみましょう、フフフフ」
美羽にとって地獄と快楽の時間が始まろとしていた。
「くぅっ・・・・」
美羽は絶望的な状況に追い込まれていた。ウィングトリガーは衣類とともにに更衣室にあり、ガイアークの手中にあるといってもいいだろう。そして自らの体も脱力ガスで封じられてしまった。
「あんた達が何を考えてるか知らないけど、私はあんた達には屈しないわ!」
この状況にも気丈に相手を睨みつける美羽、しかしこれはマッサージ機バンキの嗜虐心を煽る結果に終わった。
「フフフフ、いいわあ、その目その心意気、そんな貴女がなくのを想像しただけでゾクッと来ちゃう。それじゃ、始めましょ♪」
そういうとマッサージ機バンキは美羽を抑えていた。女性エステティシャンに目配せした。エステティシャンは美羽に対して笑いかけると、
「それではお客様、始めさせていただきます」
「いやっ、放せっ!」
美羽の体に対して淫らなマッサージを開始した。
「くふぅぅっ」
二人はアロマオイルに覆われている美羽の胸を水着越しに丹念に揉みしだき始めた。
「くぅぅぅぅ」