AW―黒雪姫の堕落― 4
「ええ……僕もそろそろ、一発出したくなってきましたよ」
能美は黒雪姫の脚を掴み、乱暴に身体の向きを変えさせる。
再び向き合うような形になり、更に身体をぴたりと密着させた。
そして能美は黒雪姫の細い腰をがっちりと掴んで、身体を押し付けるようにしつつ動きを早めていく。
「あっ、あんっ、あんっ、ああっ」
能美のペニスが奥まで突き刺されるたび、黒雪姫は甘い声を漏らす。
その姿を真正面から眺め、下卑た笑みを浮かべながら、能美は声をかけた。
「そろそろ出しますよ先輩……いいですか?」
「む、無論だ……好きなところに、好きなだけ、出して……っ」
「好きなところ……?」
その言葉を聞いて、能美は腰の動きを不意に緩めた。
「それじゃあ……このまま、抜いて外に出させてもらいますね」
能美はそのままゆっくりと、濡れたペニスを引き抜こうとする。
「あ、あっ、そんな、待ってくれ……」
完全に抜けるのを阻止しようと、黒雪姫は思わず脚を能美に絡めていく。
能美は内心ほくそ笑みながら、意地の悪い笑顔を浮かべて黒雪姫を問い詰めていく。
「あれ?どこでもいいんじゃないんですか?」
しがみついてなおぺニスを引き抜こうとする能美に、黒雪姫は泣きそうになりながら懇願する。
「お願いだ……じ、焦らさないで……」
僅かに残された黒雪姫のプライドが、はっきりとした言葉を躊躇わせる。
だが、能美はその気高さを嘲笑うかのように言葉を続けた。
「はっきりと言ってくださいよ、先輩。どうして欲しいか。どこに欲しいのか。」
「言わないなら、ずっとこのままですよ?」
浅く挿入した状態で、ゆっくりと小刻みに能美は腰を動かし続ける。
「あぁっ、あっ、そんな……」
教え込まれた快楽が、残されたプライドをいともたやすく砕いていく。
黒雪姫が躊躇ったのはほんの少しだった。
「な、中に…出して欲しい……」
すでに答えは決まっていた。
能美もそれをわかっていながら、黒雪姫を更に問い詰める。
「どこの?」
ぬちゅぬちゅと溢れ出る愛液をかき混ぜるように、腰を動かしながら。
「ふあっ……あっ、お願いだ、わ、私の、私の中に……、あそこの中に、出して……っ!」