AW―黒雪姫の堕落― 7
そう言ってチユリは、舌でハルユキの亀頭を丹念に舐め始めた。
「うあっ、ああ」
先程見てしまった黒雪姫のものとは比べ物にならない舌使いに、ハルユキは情けない呻き声をあげてしまう。
気持ちよさと情けなさが混じった声を聞きながら、チユリは一心不乱にハルユキに奉仕を続ける。
そしてチユリがハルユキのそれを口に含もうと、唇が触れた瞬間…
「チユリ、それ、ダメだっ…!」
ハルユキはあっさりと、射精のときを迎えてしまった。
「ハァッ、ハァッ…」
「…あ、もう出ちゃったんだ」
下半身を露出した情けない格好で仰向けになったハルユキを尻目に、チユリは後始末を済ませた。
「じゃあね…ハル。これから私も、ご主人様のところに行かないといけないの」
まるで吐き捨てるように言い残して、チユリは教室を出ていった。
「先輩…先輩…」
ハルユキは放心しながら、うわ言のように黒雪姫の名前を呼び続けた。