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ルパン三世・不二子の受難
官能リレー小説 - 二次創作

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ルパン三世・不二子の受難 5

いや、むしろ少年たちにとっては、どのような凶器にも勝る『武器』なのだった。
老若を問わず、時には女でさえも魅了し、狂わせ、骨抜きにしてしまう兵器だ。
それは、ここにいる吉岡少年にとっては致命的な凶器だったようだ。
「…お、お、おねえちゃん!!」
泣き出しそうな顔で叫ぶやいなや、吉岡少年は現れ出た不二子の乳房にしがみついてきたのだった。
「ちょ、ちょっとヤダ……や、やめなさい、こ、こ、コラッ」
大きな胸の谷間に挟まれるように頭を押し込んでくるせいで、不二子の乳房が三つになったようにさえ見えた。そのまま激しく頭を左右に振りながら、吉岡君はちから任せに両乳房を鷲掴んでくる。
「…あ、い……いたっ…痛い………や、やめて、やめてェッ」
泣き出しそうに叫ばされるのは、不二子のほうだった。
「…そ、そんなに…そんなに強くしたら、とれちゃう……オッパイとれちゃうぅっ、あっ、アッ」

自分の頭を左右の乳房で押しつぶそうとするかのようにちからを込め、弾力とぬくもりをむさぼリ続ける吉岡少年だったが、
「…痛い…いたい…イタイィッ!!」
そんな絶叫に近い不二子の悲鳴に、ようやく我に返ったようだ。
「……ご、ごめん…おねえちゃんごめんなさい!!」
あわてて不二子から身を離した吉岡少年は、泣きながらあやまり始める。
「…ふん」
同い年くらいの吉岡少年の様子を、黄色い手袋をはめたままのミツル少年が、相変わらず冷静にながめている。
「ごめんね…ごめんね、痛かったでしょう?……」
そんなミツルの視線をよそに、うっすらと赤い手の跡が残るほどに掴んでしまった乳房に対し、目尻に涙を浮かべながら謝罪を繰り返す吉岡少年であったが、
「…ごめんね…ココ、こんなにあかくなって……ごめんね……ね?」
そういいながら、その顔をふたたび、乳房のそばに近づけてきた時だった。
「…アッ………あ、ハァんッ」
不二子はまたも、悲鳴を上げさせられた。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ…。
「んァ、あ……コラ、ダメよそんなことしちゃ……あ、ああン」
しかもその悲鳴は先程の、苦痛を訴える時のそれではなく、甘ったるく鼻にかかった、悩ましい鳴き声に変化しているのである。
…ぺろ、ぺろ、ペロン。
まだひりひりと痛む乳房を、小さな水音を立てながら、少年が舌で舐め始めたためであった。
ぴちゃ、ぴちゃ、と、優しく手の跡の上をなぞったかと思うと、次には反対側の乳房の廻りを、くるくると渦を描くように舐めまわる。
「…んあ、ああン……くすぐったい………だめ、駄目ェ」
まるで、ソフトクリームを両手に一つずつ持った子供が、うれしそうに左右交互に味わっているそれに似ていた。…ただ、彼が今味わっているソフトクリームは、とろけるような味わいではあっても、いくら舐めても決して溶けて無くなったりはしないのである。
「だめよ、コラ……だ、だめ…ェ」
とろけてゆくのは、舐める側と舐められる側双方の理性なのであった。
「…んあっ?」
いつしか、吉岡少年のくちびるがほのかに色づいた乳房の先端へと吸い寄せられてしまうのは、自然の成り行きだったろう。
「……アッ、やァン………くうゥ……あっ…あっ、あっあっあっ」
大人の男の巧みなそれとは異なる、つたない舌使い。だが、この異常な場所と雰囲気、そして何よりも相手が子供だということが、百戦錬磨のはずの不二子の身体に強烈な刺激を与えていた……どんなに唇をかみしめても、甘いあえぎを押えきれないほどに。
「…あ、ァん……あン……ああン」
くりくりと舌先を躍らせるのでもない、ただやみくもに、まるで赤ん坊のようにひたすら吸い付くだけの少年の行為に、不二子は翻弄され始めている…両手の自由をうばわれているのでなければ、おそらく左の乳房に吸い付く少年の頭を思い切り抱きしめてしまっていたであろう。

…だが、ほんとうに翻弄されるのはむしろ、この直後からだった。
「…からさ、たしかに見たんだってば…うそついてないよ」
「だから、こうして確かめに来たんだろ?」
「バカ、おまえら声でかいよ」
…声を発している者たちからすれば、それは充分に声をひそめているつもりの会話だったのだろう。が、冷静に二人を観察していたミツルを筆頭に、行為に没頭していた不二子と吉岡少年にもすぐに気付かれるような、複数の人の気配が近づいてくるやいなや、
バアン、と、おそらく鉄製の扉がこじ開けられたらしい物音と共に、その声の主たちがこの地下室内に転がり込んできたのだった。
「…うわ痛てェ、誰だよ押したの?」
「しらねーよそんなの…それよかおめえオレのカバン踏んでんじゃん」
「シッ……おいほら、やっぱ居たぞ?」
ヤンキースのキャップを目深にかぶった、リーダー格らしい背の高い一人が人差し指を立てると、転んだままのややぽっちゃりした方と、銀縁メガネのチビはあわてて口を閉ざしたようだった。
突然の、地下室への来訪者。
背格好も、着ている服もバラバラだったが、3人に共通しているのは、背中にしょったままの黒いランドセルなのだった…。

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