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ルパン三世・不二子の受難
官能リレー小説 - 二次創作

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ルパン三世・不二子の受難 16

「…ごめんね、お姉さん」
しずかに、吉岡君はささやいた。
「ぼ…ぼく、ミツル博士との約束を守りたいし、カオルのことも助けたい。
…だからボクを、オトコに、男にしてください」

V字に縛められたままの不二子の両目が、まつ毛を震わせてゆっくりと見開かれる。
「……キミはいまでも充分に、男だと思うわ」
あられもない姿のまま、優しく不二子は答えていた。

「臆病でもいいのよ…
…それよりもっと大事なのは、一番大切な物のために、自分が犠牲になることから逃げないこと。
…いい?
オンナをモノにするのが男の証明なんじゃ無いの。
おとなしいシカやウマみたいな、草を食べる動物たちだって、家族をまもるためだったらライオンにだってためらわずに向かってゆくの…

…ごくまれに、ライオンをやっつけちゃうことだってあるくらいよ?」

「…お、おねえ………、ふ、不二子さん」
思いがけぬ不二子の激励に、感極まる吉岡少年。

「………さあ、いらっしゃい。
キミにはその資格があるわ…」

不二子のささやきが終わらぬうちに、少年は吊られたままの不二子を抱きしめていた。

ごんごんごんごん…
…じゃらららららららっ。

二人を見守るミツルの手によって操作盤のスイッチが押され、吊るされていた天井から、まるで天女のように不二子が舞い降りる。
抱きしめていた重みに少年の腕が耐えられなくなる寸前で、不二子の両足は床の上に着地していた。
四肢につながれた鎖が伸び、手錠ははめられているものの動かせるようになった彼女の両腕が、少年の抱擁に答えるように抱きしめ返すのだった。

「…ねえ、教えてくれる?」
まつ毛の先がこすれ合う程近づいた不二子の問い。
「キミの名前は、なんていうの?」

「ヨシユキ……」

「ヨシユキ……、いい名前ね」
不二子はただ微笑んだだけで彼に軽くくちづけると、ほとんど裸の少年を仰向けに押し倒してゆく。

「あっ、不二子さん?」
「いいからじっとして……こんどはワタシが、あなたに触る番よ?」

…チュッ。

「アッ…く、くすぐったいよ」
小鳥のさえずりのようにくちびるを鳴らし、少年の桜色の乳首がついばまれる。

ちゅっ、チュッ…ちゅっ、チュッ…ちゅっ、チュッ……。
樹上の果実のあいだを飛び交うように、左右の乳首を交互に熱い唇がおしあてられてゆく…。

「あ、ああん…お姉さん……」
「ふふ…気持ちいいでしょ?…
…アタシも、さっきキミにこんなふうにされて、気持ちよかったのよ……ほら……ホラ、ね?」

反応をうかがうような上目使いで少年を見上げたまま、不二子の舌先が薄い胸板を滑り降りてゆく…。

「…アッ、そ、そこ、は……そこはしなくていいよぅ」
「いいのよヨシユキくん……お願いだからアタシにさせて頂戴」

なめらかな舌先が下腹部にたどりついて、もう一つの心臓のように脈打つそのものを、彼女はためらいなく飲み込んでゆく…。

(…ああ)
パンツをはいたままオシッコをもらしたような奇妙な生暖かさに包まれ、少年はうっとりと目を閉じかけた。
その途端、

ちゅるるるるるッ、
じゅるるるるるんッ。

大人と比べればせいぜい太めの多色ボールペン程度しかないそれを吸い立てて、不二子はさも美味しそうに微笑みながら、口の中の少年自身に舌をからませてくる。

「ああ、あ、あっあっ……不二子さん…ちょっと待って…
…ぼく…ぼく、と、トイレにいかなきゃ、アッ、アッ、あはん…」

腰をひねって逃れようとする少年のお尻を抱きしめ、髪を振り乱しながら、不二子はか細いペニスを攻め立ててゆく。

「あはっ……はっ…お、おしっこ………オシッコ出ちゃうぅぅぅっ!!」

美しく、巧みな騎手の手綱さばきに、若き牡馬は激しくいなないていた。

ノドの奥深くに納まりきれなかった新鮮な白濁液が、射精の勢いでくちびるから飛び出したペニスもろとも、不二子の顔全体を汚していった。

生々しい栗の花の香りが、地下室に満ちてゆく…。


顔全体に飛び散ったそれをぬぐおうともせず、不二子は口一杯に溜まった体液を
…ごくん、
と飲み下して見せた。

「ご、ごごごめん、ぼ、ぼぼく、トンでもないことを…」
うろたえる吉岡君ことヨシユキだったが、
「いいのよ…」
不二子はニコリと微笑んで、まるでおいしい御馳走のお礼とでもいうように彼の頬にくちづける。

「ヨシユキくん…それより、まだ、大丈夫よ……ね?」

不二子の顔に浮かんだ微笑みが、形はそのまま優しいだけのそれから、より妖しさを増した表情へと変貌した。

「…!」
仰向けに彼女を見上げる、ハダカの少年の上。
射精したばかりにもかかわらずみなぎったままの肉茎に、まるでバイクにまたがるように無造作に不二子は彼自身を胎内に迎え入れてゆく…。

「ァあ、ああ…ふ……ふじこ…不二子さんっ!」
不二子の身体の下で、新品のオートバイのエンジンがうなりを上げたのだった。


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