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漫画入式
官能リレー小説 - 二次創作

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漫画入式 11

「いいね?…亞里亞…続けるよ…」

もう返事をすることすら叶わぬ妹へ、形式ばかりの確認を投げつけ、
もっとも敏感であろう核心を、遠慮することなく吸い上げていく。

れるっ…ちゅっ…

「あんっ…あ…あ…あ…あ…兄や…にいっ…あーーーーっ」

わずか、その時間5秒ほど。

ぴくっ…ぴく…

初めての絶頂まで、垂直に上り詰めて、亞里亞の全身が石のように硬直する。

「わっ…ふわっ…あ…」

余韻すら激流のように…亞里亞には強く…激しい感覚。



「はあ…はぁ…兄や…今の…『いく』って…こと?」

息を整えながらも…まだ、その衝撃を信じられない亞里亞に…

「そうだよ…亞里亞…気持ちよかった?」

そのままの姿勢だから、まるで亞里亞の股間に話し掛けるように…

「うん…ふわぁ…ってなって…浮かんでるみたい…兄やも…」

「ん?」
「兄やも…こんな気持ちになるの?」

少し身体を起こした亞里亞が、そう言うや否や…

にゅる…

再び、亞里亞の温かい口内に、僕は含まれていく…

にゅる…ちゅっ…ちゅぷっ…


まだ小さい亞里亞の口には、すべてを含むことは出来ないけれど、
亀頭をすっぽりと包み込んで、雁首を的確にこそいでいく亞里亞の舌に、

「あっ…う…亞里亞…そこ…もっと…あ…」

思わず腰を突き上げるようにしながら、僕は翻弄されていく。

「亞里亞…気持ちいい…気持ちいいよ…あぁ…」

にちゅぬりゅっ…ぷちゅっ…

その柔らかい律動に、亞里亞に負けないほどあっけなく…
僕はすぐにも吹き上げてしまう。

「あ…亞里亞…出る…あ…」

「うん…」

その刹那を感じ取った亞里亞の動きがにわかに速くなって…
首を振る動きに合わせて、亞里亞の長い髪が股間をくすぐる。

「うっ…ありっ…あ…」

どくっ…どぷっ…びゅっ…

はしたない脈動が、亞里亞の口内を、その周囲を、汚していく。

「亞里亞…亞里亞…あ…」

うわ言のように亞里亞の名を呼びながら、僕は、爆ぜる腰を止める術をしらず…

どくっ…びゅっ…

何度となく、白濁を亞里亞に浴びせてしまう…


「あ…う…」

ようやく、その動きが収まる頃合に…

「兄や…たくさん…出ました…」

白濁にまみれた天使が、起き上がり、僕を見つめる。

「亞里亞は…上手でしたか?」

…僕には、照れた笑いしかできないけれど。
この天使と一緒なら、どうとでもなってしまえる…そんな気がした。

「これで…いいの」

口の周りについた、精液をぺろりと舐め取った舌が紡ぐ声。

「兄やの亞里亞…亞里亞の兄や…」

上気した頬をかすかに歪ませて、微笑む亞里亞。

「ずっと…一緒…これでいいの…」

催眠術のように、染み込んでくるその声。

「…くすくす…」

階下では、パーティーがまだ続いている…


念じるだけで自動的に「権限の終焉」を行える機能もあるらしい。
俺はそれを使って元に戻っていた。
しかし、ああ、なんてけなげな亞里亞たんであることか。
この携帯にキャラを現実化し召喚する力がないのが恨めしい。
だが亞里亞たんのおかげで目の前の朝焼けが一段と輝かしく見える。


亞里亞の中の人のアルバムの発売日を心待ちにしつつ過ごすある日、
俺は奇妙な思い付きをする。

(俺が何かする、という設定ではなく、
 妹が何かをしているのを覗き見ている、というのもいいんじゃないか?)

善は急げ。
俺は緊急に携帯を起動し、あるドジッ子ちゃんの
自分の部屋での風景を覗き見る事にした。
そのドジッ子ちゃんとは無論、花穂のことに他ならない…

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