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エヴァンゲリオン
官能リレー小説 - 二次創作

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エヴァンゲリオン 3

ミサトはウェットティッシュで顔を拭きながら車に乗り込み、キーを回す。
「シンちゃんもお年頃ってわけね。配慮に欠けていたは。」
と鬱そうな笑いを洩らして車を走らせた。
そしてシンジはと言うとシャワーを浴びながら夢の中の綾波と顔に精液を浴びたミサトが頭から離れずに収まらない愚息に苦労していた。
お湯を冷水に切り替えて頭から浴びながら精液で汚れたパンツに石鹸を擦りつけて泡立てる。
「僕って…。」
射精の後の嫌悪感と節操なく勃起する自分のペニスがさらにシンジを自己嫌悪に追い込んでいた。
明日香は弐号機の調整で昨日からネルフに出向していて帰ってくるのは今夜か明日の朝になるらしい。
時計を見るとすでに家を出る時間になっていた。
慌てて朝食に用意していたミックスジュースを飲み干しトーストを咥えて学校に走って行った。
「なんやシンジ。寝坊でもしたんか?」
遅刻は免れたが朝礼前からへとへとになっていた。
「はは、はは、は」
力なく愛想笑いを浮かべるしかできないでいるとケンスケがビデオカメラのモニタをシンジの顔に突きつけてきた。
「そういう時はこれを見れば元気になれるって」
再生されたモニターにはグラマラスな裸の妙齢の女性が写ってていた。
女性は自分の体を弄り体をくねらせている。
夢で見た綾波の裸よりボリュームがある。
(ミサトさんの裸ってこんな風になってるのかな)
「なんやシンジ!ミサトさんの裸でも想像したんか?」
モニタに釘付けになるシンジの肩に組みついて小声で問いかけてくる。
「ちょっと、トウジ!?」
「ゲッ委員長や」
ケンスケはモニタを閉じるとメモリーカードを抜いて隠した。
「あんた達学校で何見てるのよ!」
「な〜ぁんも見とらんよ。な?シンジ」
「う、うん」
シンジはばね仕掛けの人形のように顔をコクコクと肯かせる。
その時、視界の端に席から窓の外を眺める綾波が入った。
ヒカリはさらに問い詰めてこようとするが、チャイムの音に救われた。
「ああ、これやるよ」
ケンスケは席に戻るとき、シンジの筆箱にメモリーカードを押し込んでいった。
「だから返すってば」
「アカンアカン。しっかり見ろって」
「そうそう。感想文は作文用紙二枚以上ってね」
「え〜?」
「あほか!そんあん冗談にきまっとるやろ!」
昼休みになり三人は席を寄せて弁当を食べている。
どこからかヒカリの鋭い視線が突き刺さりシンジには非常につらそうだが、トウジ・ケンスケはどこ吹く風であった。
アダルト動画のデータを持っているだけでシンジは女性をまともに見ることができなくなっていた。
特に綾波を見ることができない。
そんなこんなで学校が終わり、予定通りネルフに顔を出した。

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