SO2アナザーストーリー 6
アシュトン『はっはい』
グラフト『そう緊張しなくてもいいさ。娘を頼むよ』
アシュトン『はい』
グラフト『いい返事だね。それはそうとプリシス、今日は家に泊まるのか?』
プリシス『ううん。ボーマン先生が宿をとってくれたから、そっちに泊まるよ』
グラフト『そうか。せめて食事くらいは一緒にせぬか?』
プリシス『あたしはいいけど、アシュトンは?』
アシュトン『僕もいいよ』
グラフト『なら、今すぐ支度をしよう』
二人とも[味覚]のタレントを持ってるので、様々な料理が出来上がる。
チョコクレープが出来ました。
チョコクレープが出来ました。
チョコクレープが出来ました。
プリシス『………』
アシュトン『あの、プリシス?』
プリシス『やっぱり、あたしって、子供なのかな』
アシュトン『そんなことはないよ。自分の好物が出来るのは仕方がないことだよ』
プリシス『アリガト、アシュトン』
アシュトン『なら、僕が』
ハンバーグが出来ました。
ハンバーグが出来ました。
ハンバーグが出来ました。
アシュトン『………』
プリシス『アッ、アシュトン。落ち込まないで』
アシュトン『…うん』
プリシス『なら、二人で作ろう』
アシュトン『うん。そうだね』
〜マスターシェフ実行〜
肉細切りチャーハンが出来ました。
海燕の巣のスープが出来ました。
北京ダックが出来ました。
フカヒレ餃子が出来ました。
プリシス『やっぱり、こっちが確実だね』
アシュトン『ハハハ、そうだね』
出来た料理を食卓に並べる。
グラフト『おぉ、美味しそうな料理ばっかりだな』
プリシス『アシュトンと頑張って作ったんだ』
グラフト『どれどれ…』
手元にあったハンバーグに箸を付ける。
グラフト『…おぉ、素晴らしく旨い。二人ともいい腕をしてるね』
プリシス『よかったね。アシュトン』
アシュトン『うん』
その日は賑やかに食事が行われた。
そして…
【宿屋リンガリンガ:客室】
プリシス『アシュトンと一緒に泊まるんなんて初めてだから、緊張しちゃうよ』
アシュトン『ぼっ僕もだよ』
プリシス『そーなると、ジャマなのが…』
プリシスはアシュトンの肩にいる、二体の竜に視点を移す。
ギョロ『ギャフ?』
ウルルン『ギャフフ?』
アシュトン『それは、我々のことか?だって』
プリシス『そーだよ。恋人とあまーい一夜を過ごすのに、ギャラリーがいるんじゃ…』
ギョロ『ギャフ』
アシュトン『なら、無人くんを貸してくれ。だって。一晩位なら、仮憑依出来るから。だって』
プリシス『ふーん。なら貸したげるね』
プリシスが無人くんを渡すと、ギョロとウルルンがそちらに移る。
ウルルン『ギャフフ』
アシュトン『では、たっぷりと楽しんでくれ。だって』