SO2アナザーストーリー 5
戦闘艦ナガトからの転送先はラクール城の研究所である。
ここに転送されてきたプリシスはレオンの両親にレオンからの手紙を渡した後、謁見の間に向かい、外に出た。
【ラクール市周辺地域】
プリシス『カモンバーニィ!』
リンガまでは結構距離があるため、魔物に襲われないためにバーニィを呼び出す。
プリシス『キャホー。早い早い』
さすがにバーニィは早く、あっという間にリンガに到着する。
【リンガ:ボーマン宅】
リンガに到着したプリシスは真っ先にここに向かう。
プリシス『先生。お久しぶりー』
ボーマン『おっ、プリシスじゃないか。元気してたか』
プリシス『あたしは見ての通りだよ。それより、アシュトン何処にいるの?』
ボーマン『あぁ、リンガの聖地だ。俺の依頼で、薬草採らせに行かしてるんだ』
プリシス『そーなんだ。なら、ディアスは?』
ボーマン『数日前に、チサトとどこかの洞窟の探索に行ったぞ。確か“試練の洞窟”とか言ってたなぁ』
そんなこんな話をしてる内に、アシュトンが大量のクラリセージにディルウィップを持ってやってきた。
プリシス『あっ、アシュトン!』
アシュトン『プップリシス!』
アシュトンが嬉しそうに駆け寄ったが…
ボーマン『あぁ、いちゃつく前に、俺の依頼を済ませてくれ』
アシュトン『あ…』
プリシス『もぉ、アシュトンったら、相変わらずだね』
アシュトン『ははは…』
アシュトンは沢山採取してきた薬草をボーマンに渡す。
ボーマン『お疲れさん。ほら、報酬』
といって、5万フォルと書類を渡す。
プリシス『これは?』
ボーマン『あぁ、この町の宿屋の契約書だ。いちゃつくなら二人っきりでヤってくれ』
プリシス『あっアリガト。それにしても、その薬草って何に使うの?』
ボーマン『あぁ、エルリアに届ける分だ。この後調合してラクール軍に運んで貰うんだ』
プリシス『そーなんだ』
ボーマン『ってなわけで、お前らジャマだから、親父さんに会ってからいちゃつくんだな』
半ば摘み出された二人。
プリシス『もー。先生は相変らずなんだから』
アシュトン『まぁまぁ、先生も忙しいんだし、おじさんに会おうよ』
プリシス『うん、そうだね』
プリシス宅に向かう途中、プリシスはアシュトンの腕を掴み、抱きつく。
アシュトン『ぷっ、プリシス?』
プリシス『やっぱり、恥ずかしいかな?』
アシュトン『そっそんなことないよ』
プリシス『だったら、いーじゃん』
当然、周囲の注目は集めるものの、アシュトンも万更ではないようだ。
そんなこんなしてるうちに、プリシス宅に到着する。
【プリシス宅】
プリシス『おやじー、いる?』
グラフト『おぉ、プリシスか。元気してたか』
プリシス『うん。紹介するね。彼氏のアシュトン』
いきなり紹介されて、戸惑うが…
アシュトン『はっ初めまして、アシュトン・アンカースです』
グラフト『おぉ、君がアシュトン君か。娘が世話になってるようだな』