SO2アナザーストーリー 3
士官学校に転校したレオン・プリシス・レナは、一生懸命勉強を頑張っていた。
地球人では無いが、あまり地球人と比べて違和感の無いプリシスはすんなり受け入れられ、レオンは学校のお姉様達(要は上級生)にマスコット扱いされていた。
まぁ、本人は不満そうだけどね。
…でレナなんだけど、やっぱりクロードとの仲についてみんなからよく聞かれる。
もうクロードとヤったとか聞かれてる。
それでよく赤面している。
まぁ、僕にはよく出来た彼女だしなぁ。
他に変わったことと言えば、チサトさんが、クロス王の許可をもらって新聞社の立ち上げをするらしい。
チサトさんならどんな些細な事でもスクープにしそうだけどね。
あと、ニーネさんがおめでたらしい。
まだ初期段階らしいので、あんまりお腹は膨らんで無かったけど、幸せそうだったな。
ディアスは…アシュトンと剣の修行でもしてるんだろう。
そのアシュトン、プリシスが恋しいからって何度もメールするのはどーかと思うぞ。
そんなことを考えてたクロードは学校のエントランスでレナを待っていた。
レナ『ごめん。待ってた?』
クロード『少しだけどね』
レナ『これでも、急いだんだからね。早く帰りましょう。おじさまも来てるはずだし』
クロード『うん。そうだね、父さんと会うのも1ヶ月ぶりだからね』
互いに奥手なのか、未だに人前では手を繋がない二人だったりする。
【クロード宅】
イリア『さぁ、召し上がれ』
一同『いっただきまぁす』
1ヶ月ぶりにロニキスが帰ってきての夕食。自然と会話も弾む。
クロード『それにしても、母さん。レナが下宿してから随分と料理に張り切るね』
クロードが言う通り、食卓には、ステーキ、ショートケーキに松茸ボイルとそれぞれの好物が所狭しとおかれてた。イリアの右手には酒の入ったグラスがある。
ロニキス『相変わらずイリアはその銘柄がすきだな』
イリア『やっぱり、ローク産のコレが一番気に入っててね。あなたもどう?』
ロニキス『やめとくよ。君と飲むと勝てそうにないからね』
レナ『おじさまってお酒弱いんですか?』
クロード『レナ、母さんはオペラさんみたいなもんだから』
イリア『あら、私と同じうわばみの人がいるのね。一度飲み交わしたいわ』
惨状を容易に想像できた一同だった。
イリア『そういえば、あなた。明日にはもう出撃なの?』
ロニキス『いや。一週間は休みだよ』
そう聞いたイリアは嬉しくて表情にありありと出ていた。
食事も終わり、その晩…
【クロード私室】
レナ『はぁん…クロードぉ…いやぁ』
クロード『いやなわけないでしょ。レナはHな娘だなぁ』
レナ『いぢわる言わないでよぅ』