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三国無双〜孫尚香編〜
官能リレー小説 - 二次創作

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三国無双〜孫尚香編〜 4

『劉備(りゅうび)字は玄徳(げんとく)。琢郡琢県(現在の河北省)の人。前漢の中山靖王劉勝の末裔と称している。黄巾の乱に際して関羽・張飛らと義勇軍を結成し、鎮圧に功績を挙げる。その功により一旦は公職に就くが、やがて職を捨て出奔。その後は各地を転戦し公孫賛、袁紹らの下で戦う。その間、徐州刺史、豫州牧などの地位を得るが、戦に弱く一定の本拠を定めることはできなかった。官渡の戦いでは袁紹軍に参加するが、袁紹が官渡の戦いで曹操に敗れると荊州の劉表のもとに身を寄せた。劉表のもとで過ごす中で諸葛亮を参謀に迎える。劉表の没後は孫権と連合して曹操に対抗した。そののち、天下三分の計に基づき劉璋から蜀を奪って本拠を定め、漢中王を称して曹操と孫権に対抗。皇帝(献帝)の曹丕への禅譲を受けて部下たちから皇帝に推戴され、蜀漢を建国した。』

夫である劉備は、延熹4年(161年)の生まれと聴いたので永寿元年(155年)の生まれである彼女の父孫堅よりも六歳ほど年下ではあるが、ほぼ同世代と言える。
その為尚香自身とはそれこそ親子程も歳が離れている。
もっともそんな事は政略結婚の常であり、彼女自身はさして問題とは思っては居なかった。
劉備は彼女よりも三十近く歳上で五十に手の届きそうな歳のハズであるが、若い頃から鍛えている為未だ若々しく、ともすれば三十程にも見える。
(なるほど・・・さすが一代の英雄と言う事かしら・・・こうして向かい合っているだけでも強いプレッシャーを感じるわ・・・でも、この男何所かで前に見たような気が・・・)
孫尚香は初めて会うにも関わらず、記憶の何所かに引っ掛かりを覚え内心首を傾げていた。
「ようこそ尚香殿私が劉備玄徳だ。安心したまえ言われずとも私はそなたを心より可愛がってやろう・・・しかし、一つだけ訂正させて貰う事が有るな・・・忘れたかね尚香殿。私たちは以前一度だけ会った事が有るのだよ」
劉備はそう言って可笑しそうに口元に笑みを浮かべる。
「・・・・・・!!お!お前まさかあの時の!!」
「ア!ハハハハハハハ!!ようやく思い出したようだな我が花嫁よ!!あの時は実に楽しかったな!!」
そう、今孫尚香の夫として目の前に居る男は、かつて彼女を凌辱し、純潔を奪いさった彼女が最も憎んでいる男に他ならなかった。
「ククク・・・いやはや貴女が孫権の妹と知って、せっかくあの日の責任を取ってやろうと、我が花嫁として指名してやったのに中々気が付いてくれないのでな」
劉備はそう言って今までの温和そうな笑みを捨て去り、唇を吊り上げ下卑た笑みを浮かべる。
「貴様!!」
孫尚香は長年恨み憎み続けて来た男を目の当たりにした事で、思わず懐から短剣を取り出し、その先端を劉備に向け突進した。
「オヤオヤ元気の良い花嫁だ」
だが、劉備はあっさり彼女の手首を右手で鷲掴みにすると、そのまま後ろに捻り上げ孫尚香を拘束した。
「は!放せゲス!!」
「ククク・・・悪いが私も初夜の晩に花嫁に殺されたくは無いのでな・・・この短剣は預からせてもらおう」
劉備は孫尚香の腕を更に捻る。彼女はその痛みの余り、思わず短剣を手放してしまった。
「安心しろ尚香殿。じゃじゃ馬を慣らすのは得意でな。お主もスグに私の妻に成れた事を幸福だと感じるように成るだろうよ」
「くッ!誰が貴様などに!!」
「ククク・・・本当に躾のし甲斐のある小娘だ」
そう言うと劉備は孫尚香の腕を布で縛り上げ抵抗を封じる。
そして孫尚香をまるで荷物のように肩に乗せると、寝室へと運んで行った。

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