ミーア様!?AA奴隷計画 12
次の日、ミーアが起きたのは日の傾いたお昼過ぎだった。遅めのブランチを軽くとりネグリジェからシンプルな黒のワンピースに着替える。
「静かな〜♪この夜にぃ〜♪貴方を〜待ってるの〜♪…」
ピルルル…
歌声を遮るような電子音が流れた。携帯が音に合わせて振動している。その途端ミーアの表情が強張った。携帯を取り画面を開くと一通のメールが届いていた。
『3階の301号室に待つ。次の仕事だ。』
この携帯は先日連絡用に議長からもらったものである。
ミーアは星型の髪飾りを付けると早足で指定された部屋へと向かった。
説明しておくと、この建物は4階建てで、階ごとに部屋が5つずつありミーアの部屋は2階の201号室。ラクスが監禁されている部屋は奥の205号室になる。
1階は監視用の兵士と世話役の部屋になっており、ミーアは許可がなければ2階以上しか出歩くことはできないのである。
数分後…
ミーアは指定された部屋の前に立っていた。
コンコン
軽くノックするとすぐにドアが開き議長が出てきた。
「突然すまないね…」
「ぃ、ぃえ…だ、大丈夫です。ぇっと……仕事があると…」
「そうなんだ。一人でも大変なとこをすまないがもう一人調教してほしい奴隷がいてね………実は、この扉の向こうにいるのはアスラン・ザラなんだ。」
「ア、アスランですか!?」
(ぅ…そ…私がアスランを調教するの???)
「あぁ、もう一つの施設のほうで脱獄の計画を立てられてね…今回は事前に防げたからいいが、次を起こしかねないからね。早々にこちらに移動させたんだ。」
「ゆっくりと説明したいところなんだが、今日は視察が入っていてすぐに向かわなくてはいけないんだ。棚に袋に入った薬がある。これも実験薬なんだが試してみてくれ…連絡を待っているよ。」
議長はそれだけ言い残すとすぐに帰ってしまった。
(…ちぇっ、ご主人さまのち○ぽ欲しかったのになぁ〜………この扉の向こうにアスランがいるんだ…)
ミーアはゆっくりとドアを開け中に入った。
そこにはベットに大の字で縛り付けられているアスランの姿があった。少し長めのシャツしか身につけておらず裾が辛うじて股間を隠していた。
「……アスラン」
「…くぅ?…ミ…ミーアか?」
頭だけが持ち上がりこっちをみている。ミーアはたまらずベットに駆け寄った。
「だから言ったのに!!議長の言うことを聞いて馬鹿なことしなければこんな…」
「ミーア、議長の考えは間違って…いる。」