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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 58


「あーんもう。エレナったらブラジャー持ってるんだ。いいなあ。」
ほろ酔い加減のサクラが寄ってきてツッコミを入れてきた。
この世界では、自分に合うブラジャーを手に入れられる確率はとても低く、金持ちやトレーダーでも幸運にも自分に合うブラを見つけた人しか着用していない。
現に、サクラもグレイスも、下着は着用せず直に短パンとTシャツを着用しているから、2人ともシャツを押し上げる美乳の先端にはうっすらと乳首の型が浮いている。
そして何を思ったか、サクラとグレイスが突然かがみ込み、エレナの見事な脚に頬擦りしていた。

「かわいーブラが見つかりますよーにー…。」
そして何やら願い事を始めるサクラ。
「なるべく安く手に入りますよーにー…。」
グレイスまでも軽く世知辛い感じで似たような願い事を唱える。

大人ムード、ガン無視で奇行に走る約二名。

リアクションに困ったエレナは、死にかけ金魚の様にパクパクと唇を開閉しながら、ボドーに救いを求めていた。
「知らんのか?ウサギの足はラッキーアイテムなんだぞ?」
「・・・。」

「おいおい、そのくらいにしてやれよ。」
タクスが軽くたしなめる。
「だな。そろそろ寝るか。明日は武装を探すんだ。」
ボドーも言った。

その言葉でその日はお開きとなり、各自ベッドに入った。

翌朝。彼らはホテルのレストラン兼バーで朝食を取っていた。
朝は高カロリー食品群を安価かつ少量で賄う必要性がある。
マトモな食事も可能だがハラワタぶちまける準備はOK?な稼業。
特に荒事スケジュールが無くとも朝食の時点、腹の膨みは抑えたい。

基本は合成蛋白+サプリか、ポピュラーなモンスター食材ぬめぬめ細胞の加工食品。
皿に乗ってる大半の外見は…主に何だか色とりどりの四角い奴。
クラッカーなんだかパンなんだか餅なんだか…プリン?ゼリー?それともチーズ?と時たまタクスは考えては止める。

見た目マトモな葱スープが救いだ。

「あぁ…生きてるって素晴らしい…。」
オレンジ色の何かを、おちょぼ口でポリポリとカジっていたエレナ・バニーが小声で呟いた気もしたが、一同は空気を読んだ。

血の大小便だかオンナノコの日だか区別つかんモノ垂れ流すまでシゴいてやる…と不良基準らしき上下関係どうのと、昨晩ハシャいでいたグレイスすらツッコまないのだから…。

「ん…クルマ関連はオレとサクラ、人間装備はボドーの旦那が引率か。」
タクスが緑色の何かをモソモソ咀嚼しながら切り出すと、ボドーはドス黒い何かをバリバリ噛み砕きながら頷いた。

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