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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 55


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そして夜遅くに、砲塔の取り付け工事が完了した。
彼らの前には、立派な大型車体に新しい砲塔を載せ、マツチヨキャノンの長い砲身と、砲の基部に同軸式に取り付けられた噴霧装置を突き出した大型戦車の姿があった。ちなみに22mmバルカンは対空兵装を兼ねて遠隔制御式で砲塔上部に取り付けられている。
対空火器としても使う為に装甲されていない状態で装備してあるがこればかりは仕方ない。
「よーし。様になったな。」
「ええ。あとは対空用S−Eですね。」
タクスの言葉にサクラが返す。
商人が言った。
「とりあえず砲塔上部のS−E取り付け部は標準型にしてある。わかるな。」
「ああ。」
タクスは答えた。
そこにボドーが、「ふいーっ。今日は良く働いたぜ。」
と言って肩を回す。タクスたちは全員汗みずくの油まみれになって作業していたのだ。
「仲間になって最初の仕事が戦車の改造だなんて、思っても見なかった。」
とエレナが意外そうな顔で言うと、
「明日にもCIWS買わなくちゃね。」
グレイスが返す。彼女も油まみれだが眼は輝いていた。
「ああ。オヤジ、手間取らせたな。ありがとうよ。」
「まああれだけ礼金もらったからな。でも変な噂だけは広めてくれるなよ。」
商人がくぎを刺す。
「わかってるって。さーてと、流石に眠いな。武器屋に行くのは朝にするとしてベッドに入りたいな。」
そうタクスが言うと、
「シャワーもね。」
心底同意といった顔でサクラが答えた。
「うん、私もー♪」
「はやくスッキリしたーい♪」
エレナもグレイスも喜びの声を上げる。
女の子にとって身だしなみと衛生はとっても大切なのだ。

―――――


5人はホテルそばの駐車スペースにカクテルピッチャーとヤークト・シャーマンを駐車すると早速チェックインした。
そしてすぐに風呂に向かう。
宿のシャワールームでは。
「やっぱりグレイスさんって綺麗な身体してますね。」
とサクラが言うと、
「2人とも何食べて生きてきたの?」
グレイスはサクラとエレナの胸を見ながら言った。
グレイスも均整の取れた綺麗な体型なのだが、こと胸の大きさに関する限り2人には負けていた。
言われたとたんにサクラの顔が紅くなる。
あたりにはシャーシャーという水音。
3人ともシャワーを身体に浴びながら話しているのだ。
「私は・・・・とにかく食べられる物は何でも食べてたわ。」
つらい事を思い出したのだろう、エレナが暗い口調で言う。
「私は別にこれといった物は・・・・。」
「なんだかずるいっ。えいっ。」
もにゅもにゅ・・・
「ひゃっ!きゃっ!」
いきなり巨乳をグレイスに揉まれ、エレナは驚いた。

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