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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 54

車両型モンスターを『クルマ』として捕獲する感覚に近いのだろうか…アンドロイドや獣人といったヒューマノイド形態のモンスターを、ハンターとしてオフィス登録した例も珍しくない。

エレナ・バニーにどの程度の実力があるかは不明だが、給弾手ぐらいは勤めてくれるだろう。

「さーてと・・・・。許してやらないでもないが、その代わり・・・・。」
タクスが、手足を縛られたままのエレナを見下ろして言う。
エレナはバニーさんらしいスタイルのよい身体を震わせ、脅えている。
タクスとボドーは比較的平然と構えていたが、グレイスは電撃警棒を今にも突っ込みそうな形相で睨んでいるのだ。
「俺達と一緒に来て、勝利の為に働いてもらうぞ。倒したい敵は多いんでな。」
「は・・・はい!!」
助かるならと、すぐさまエレナ・バニーは要求を呑んだ。その表情には安堵が表れていた。
「お前さん、これからはもう少しマシな暮らしができるぜ。戦死しなけりゃだがな。実はかく言う俺やこの怖い娘も、タクスに出会って死なずに済んだんだ。」
優しく縄を解きながら、諭すようにボドーが語る。
「どうせ私は乱暴娘よ。」
ボドーの言葉に多少反発しつつもグレイスは電気警棒を引っ込めて緊張を解いた。
「さーてと。俺たちの仲間はもう1人いるんだ。そいつん所へ行こうぜ。」
タクスの言葉で、4人はさっきの店へ向かった。
店内では、サクラと商人が工事を行っていた。
そこにタクスたちが入ってくる。
「おーす。サクラ、状況は?」
「ターレットはほとんどそのまま使えたわ。バスケットの大きさも丁度いいし、射撃時の負担も少ないはずよ。」
「ああ旦那方。S−Eの取り付け部を砲塔に付けるとなるとしばらく時間がかかりますぜ。」
タクスがそれに返す。
「どれくらいかかる?何なら手伝おうか?」
「このまま続けて今夜遅くには出来るぜ。」
「手伝ってくれるとありがたいわ。」
とサクラ。
「ところでその娘・・・・確か捕まえたびんかんバニーMS1よね。」
「正式に俺たちの仲間になった。エレナ・バニー。得意技は爆弾投げらしい。あのツナギ姿の女が、俺たちの仲間のサクラってんだ。」
落ち着きを取り戻したエレナが挨拶する。
「エレナ・バニーよ。エレナって呼んでね。」
「さーてと、じゃあ工事だ。」
「「おう!」」

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