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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 46

だがその前に、サルモネラピッチャーがかなり近づいてきていた。
ダダダダ・・・・・
ボドーの掃射が始まった。サルモネラピッチャー達が慌てて伏せる。
「食らえ!」
「やあっ!」
タクスとグレイスが同時にDDパイナップルを投げてサルモネラピッチャーの一掃を狙う。
ボゴボゴン!
爆煙が晴れた時、サルモネラピッチャー達は破片が刺さったりどこかを千切られたり、凄惨な死体になっていた。
この時すでに、ヤークト・シャーマンは傾斜地にさしかかっていた。
なんとか射界に敵を捕えて、撃つ!
ドォン!
120mm弾がカクテルピッチャーの投射機を捕えた!
盛大に炎上し、バカバカン!と轟音を立てて投射アームが2つ、飛散した。
「そこだサクラ、右に転進しろ!」
サクラはピアノ線トラップの手前で右にそれ、傾斜地を超えたあたりでまた進路を左にとる。
できるだけヤークト・シャーマンの廻りに戻る様にタクス達は走る。
「よし、そろそろ・・・・やった!!」
ギャララ・・・・ギギギギギ・・・・
カクテルピッチャーのキャタピラがピアノ線にからまり、自走不能になったのだ。
タクスとボドーが銃撃し、さらにサクラのナパーム弾攻撃も加わって車体上部や投射機を撃ちすえられる。
動きのとれなくなったカクテルピッチャーは、すべての投射機が損壊し、戦闘不能になった。
「はは・・・やったぜ!」
「おおよ!」
火が消えるのを待って、さらに鎮火後しばらくしてから、タクスたちはカクテルピッチャーに乗り込む。
待つ間に、サルモネラピッチャーが3匹来たがこれはあっさりと射殺された。
「流石にまだ熱いな。」
タクスは中に残されたCユニットの電源を切り、完全に停止させた。
「よし!完全に停止させた!こいつは俺たちのものだ!!」
床下ハッチから出てきたタクスが言う。
『やったー!!!』
全員の喜びの声が炸裂する。
サクラはというと、タクスに代わって車内に入り、内部装置の具合を見ていた。どうやら、エンジンなどには問題はないようだ。
だが、キャタピラからピアノ線を外す段になると、苦闘していた。タクス達も流石に見かねて、見張り役の1人を除いて、2人が交代で作業を手伝った。
この作業で半ば徹夜になってしまい、ヤークト・シャーマンとともに走りだす頃には、丁度朝日が昇る手前だった。
「やっと片付いたぜ。しっかしでっかいなこいつはよ。」
白み始めた空に照らし出された、カクテルピッチャーの車体を見ながらボドーが放った一言である。
「そうだな。シャーマンどころじゃない。大破壊直前の大型主力戦車とタメ張れる大きさと装甲だぜ。こいつはかなり強くなりそうだな。」
と言ったのはタクス。ようやく手に入れた戦車の潜在能力の高さに期待感でいっぱいのようだ。
「さっき調べたけど、見たことのない型のエンジンだけどかなり馬力はあるみたい。多分1600馬力行くんじゃないかしら。」
とはサクラ。

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