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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 45

「ギョヘッ!」
カクテルピッチャーの近くにいたサルモネラピッチャーは何もできずに倒された。
「よし俺も!」
タクスがヤークト・シャーマンから飛び降りて、右から近づいてくるサルモネラピッチャーをAK47で連射する。
同時にボドーのミニバルカンも火を噴いた。
サルモネラピッチャーの1匹が何か投げようとしていたが、銃撃で穴だらけにされて倒れた。
だがもう1匹が、何かを投げてくる。
とっさに3人は伏せた。
バカン!
どうやら手榴弾だったらしい。
「こんのぉ!」
グレイスがいち早く立ち上がり、酸鉄砲で撃つ。
「アギャヒー!」
酸で焼かれ、悲鳴をあげて倒れた。
その間にも、ヤークト・シャーマンはピアノ線の罠に引き込むべく、射撃と後退を続ける。
ドォン!
ボワッ!
バン!
ナパーム弾がカクテルピッチャーの車体上部に命中!どうやら投擲榴弾を誘爆させたらしい。アームと思しきパーツが1つ、吹っ飛ぶのが見えた。
頭に来たのか命中率の問題か、カクテルピッチャーは増速しつつ何かを投げてきた。
3人が急いで伏せる。
ヒュッ!
ガン!
今度はヤークト・シャーマンに命中したが、前面装甲に当たって炸裂しただけだった。

どうやら擲弾だったらしい。装甲を破壊されはしなかったが、ヤークト・シャーマンが激しく揺れる。
「おい、見ろ!」
タクスが1km弱の距離まで詰めてきたカクテルピッチャーの右方向を指さす。
そこにはサルモネラピッチャー6匹がこっちを目指していて、距離は500mも無い。
まだサルモネラピッチャーの腕力では届かないからだろう、攻撃こそしてこないが、距離を詰めようと突っ込んでくる。
「さあ、来いや・・・」
タクスとグレイスはDDパイナップルを取り出した。
「もう少し近づいたら投げるぞ!」
「ええ!」
「ボドーはその直前に連射してくれ!」
「おお!」
その間にもヤークト・シャーマンは少しずつ距離を詰められながらも巧みに機動して、ピアノ線を仕掛けた傾斜地に向かっている。
ドン!
サクラが主砲をまた撃った。
バオゥ!
ドザア!今度は榴弾だ。だがカクテルピッチャーには当たらず、近くの地面に穴をあけただけだった。
足周りに被害を受けた様子もなく、カクテルピッチャーは突っ込んでくる。
ビュビュン!
ナパームで炎上しつつも、さらに2つ何かを投げてくる。
自分たちに飛んでくると見たタクスたちは慌てて散開した。
ボウワッ!!!
どうやらニトロビールを投げたらしいが、1発がタクスの近くに落ちただけで、ほかの2人はよけることに成功した。
「あづっ!!畜生!」
燃えている燃料がジェル状になって飛んできてタクスの背中と左足に1滴ずつ当たったのだ。
この攻撃の為にタクスたち3人の距離が空いてしまったが仕方ない。
もうまもなく、罠を仕掛けた傾斜地になる。

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