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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 43

「・・・・ああ、仕方ねえな・・・。サクラはひたすら榴弾を撃ち、俺ら3人はヤークト・シャーマンの周囲にいて敵の投擲物とサルモネラピッチャーをひたすら討ち果たしていく。銃弾と破片の雨を奴の周りに降らせてやれば、手間はかかるが粘り勝ちできると思う。」
タクスが返事したところでボドーが口を挟んできた。
「ん?それだがよ、榴弾じゃなくてナパーム弾の方がいいんじゃねえか?投擲弾が誘爆してくれたらそのアームは使えなくなるだろ。」
「「「それだ!」」」
3人の返事が重なった。
「さーてと、結論も出たようだな。早速準備だ。ナパーム弾買いに行こうぜ。」
「ええ。」
「おお。」
こうして4人は砲弾屋に行き、かなりの数のナパーム弾と、ザコが集まりすぎた時の為の榴弾も買い込んだ。
さらに道具屋で、ピアノ線も買った。
「こうして見てみると、砲弾の数が随分と増えましたね。」
「砲弾代も馬鹿にならんが、戦車に比べりゃさしたるもんじゃあない。さーてと、やってやるぜ!」
「「「おー!!」」」
こうして4人は、カクテルピッチャーの出現するとされる一帯へ向かった。
そこは、廃墟も少なく、草と土の広がる土地だった。街から南東へ伸びる街道がその中を突っ切っている。スケルトン13を倒した場所からみて、かなり南に位置する場所。街道沿いには、あまりモンスターも出てこない。襲っても旅のハンターやソルジャーなどに返り討ちに遭う場合が多いからだ。だがそれだけに、出現するモンスターは自力でハンターを撃破可能な強力な奴が多くなる。
カクテルピッチャーも、そうした強いモンスターの1つで、その戦績故に賞金首となった強者だった。
周囲の地形を見ながら4人は進む。
罠に適した場所が無いか、カクテルピッチャーが出てこないか探しているのだ。
ところところに、モンスターの死骸がある。一度は軟体キャノンの腐乱死体もあった。
「うわあ、酷い臭いね。」
グレイスが思わず鼻を覆う。
そうしてしばらく走る。ソニックコブラ2体が出てきたが、すぐに撃破された。
そして、一度街道に交差するように地面が盛り上がり、そしてすぐにまたもとの高さに戻っている場所があった。
その先は同じように平坦な土地が続き、モンスターの白骨死体や、鉄の破片などがちらほら。
「さーてと・・・引き寄せるならここか・・・・・。」
街道から少し離れた場所、傾斜地に1つだけ、目印になりそうな岩があった。
「よし、ここに罠をかけよう。」
4人はピアノ線を地面に仕掛けてゆく。
「よし、こんなものか。」
仕掛けたところで、サクラがヤークト・シャーマンに飛び乗る。他の3人も武器を構えて進軍再開。タクスは視界を広く取るため、ヤークト・シャーマンの戦闘室から上半身を出していた。

「ん?あれは・・・」
装軌車両と思われるものを街道近く、2キロ近い距離に発見した。

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