PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 38
 40
の最後へ

METAL・MAX―征服の進軍― 40

だからタクスは他の2人よりもかなり直行的な危ないルート選択で前進している。
タクスに対する発砲したところを狙ってサクラとボドーが射撃しているのだ。
その間にグレイスは急いで迂回進撃。瓦礫が多いため、あまり動きが速くないが、それは他の2人も敵も同じ条件だ。

「!!」
見つけた!
長銃身の銃を構えたスケルトンが、瓦礫の影から狙いをつけている。
丁度、スケルトン13から見て真後ろに近い右後方から、グレイスが接近していた。
「受けなさい!」
グレイスは酸鉄砲を撃ちこんだ。
ブシャァッ!
気配に気づいたスケルトン13が振り向くのと、グレイスの射撃は同時だった。
強い酸液がスケルトン13を襲う!
「ぎゃええええ!!!」
苦痛に呻きながら必死に銃をグレイスに向けようとするが、
「そうはさせん!」
悲鳴を聞きつけたボドーのミニバルカンの射撃がスケルトン13を襲う!
ガガガガン!
スケルトン13の持っていた銃、それに体のあちこちが銃弾によって破壊されてゆく。
「亡者め!滅びなさい!!」
バゴン!
グレイスの投げたDDパイナップルが、半壊したスケルトン13を完全に破壊した。
 
「なんとか・・・やったようだな。」
「ええ。ところでご主人さまは?」
「ハハッ、俺ならここさ。大丈夫だ。」
撃たれた左上腕骨を回復カプセルでとりあえず動かせる程度に回復させたタクスが、彼らのもとへ歩いてきた。
右手にAK47を提げていた。
「さあ、戻るか。早速賞金貰おうぜ。」
「ああ。」
「はいっ。」
「そうですね。」

こうして彼らはヤークト・シャーマンに乗って街へと戻った。
勝利に喜び、意気揚々と街に戻ってくると、もう太陽は西の稜線に半分隠れ、鮮やかな夕焼けが西の空を染めていた。
「これで2800G、ゲットしたね!」
とグレイス。
「これでまた1歩近づきましたね。」
とはサクラ。
「それにしても、面倒な奴だったぜ。狙撃兵ってのは昔から戦場の嫌われ者だったが、いざ倒すとなると、マジでそのことを実感するよ。」
とはタクス。
「旦那は囮役だったからな。あんな危ない橋を渡るのはできれば避けたいぜ。」
とボドー。
「さーてと・・・・。飯の前に、クルマと武器の手入れしようぜ。」
とタクスが言った。
「ご主人さま、おなかすいたよー。」
「・・そうですね。せっかく働いてくれたクルマの手入れ。しっかりとしてあげなくっちゃね。」
サクラは張り切って言った。
「そうだな。夕べは何事もなかったが、山賊などが街に手を出してくるかもしれねえからな。いつも備えは万全に〜ってな。」
ボドーもどこかおどけた調子で応じる。
そして4人は整備にかかった。

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す