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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 36

そこにサクラが一言口を挟む。
「CIWSあたりが欲しい所ですね。」
「そうだな。対空戦車と40mmバルカン砲でも良いぞ。でもそうすると賞金首も雑魚も陸上型の方が圧倒的に多いからな。第一候補がCIWS・・・だな。」
そうして松の間で語り合う4人に、唐突に割り込む音。

トントン

「ん?誰だ?お客さんか?」
誰かがドアをノックしている。
「お夕食の支度ができました。1F酒場の第8テーブルまでお越しください。」
「よーし、飯、飯。」
「さーてと・・・行きますか。」
慇懃な動きの従業員に案内され、タクスたちは1Fの自分たちに充てられたテーブルへと歩く。
ふと壁を見ると、何枚もの賞金首の手配書が掲示されていた。
「えーと、飛行モンスターのサイレンスツーカ3000G、ゾンビとしか思えないスケルトン13が2800G・・・両脚がホバー装備で、まるで靴下をはいた肉食恐竜のようなサイバネティック、ソックスザウルスが・・・220000G! どんなに強いんだ?!」
「おいおいマジか?そんな奴には当たりたくねえな。くわばらくわばら。」
ボドーが災厄のように言う。確かに22万Gもの高額賞金がかかっているなら、弱いはずがない。
他にも、○に済のスタンプが押された手配書があり、それはマツチヨのものだった。
「やっぱり済スタンプ付きの手配書見ると、倒したって実感わくわね。」
「はい。私もそう思います。」
「お客様、こちらでございます。」
第8テーブルに到着した。松クラスだけあっていろいろな御馳走が並んでいる。
4人は席に着いた。
「うっわー。おいしそう・・・。」
「さーてと、食べようぜ。」
「その前に、勝利を祝って乾杯しましょ。」
「だな。」
「マツチヨ討伐を記念して・・・・・乾杯ー!」
ゴゴン!
ジョッキ同士を当てて乾杯し、1杯飲む。
「ん?」
視線を感じてふと見回すと、まわりのテーブルやカウンターには、トレーダーやソルジャーが何人か、思い思いに酒をかっ食らったり、生オイル牛乳のサイダー割を飲んだりしていた。そいつらが注目しているのだ。
「へっ、珍しいな。松の間に泊まる客がいるなんてよ。」
とは常連らしいトレーダー。彼はそう言うとカクガリータを飲みほした。
「あの野郎たち、どこであんないい女見つけてきたんだ?ちきしょう、羨ましいぜ。」
とは別のソルジャー。
「ねえご主人さま、何か・・結構視線を感じるのよね。」
「私も・・・感じます。結構じろじろ見られてるような・・・。」
グレイスとサクラは相次いで言った。
「へへっ。これだけのご馳走、それに綺麗どころが2人。いやでも目につくさ。なあ。」
とボドー。

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