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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 32

2本の触手を燃やされ獲物まで奪われて激怒した、マツチヨが全身をタクスたちに向け残る触手の大半を一時に伸ばしてきた!
うどわっ!
バゴン!
DDパイナップルを投げながら、男を引きずってヤークト・シャーマンの背後まで下がるタクス。
自分に向かってきた触手1本を斬奸刀でブシャッ!と斬り落とすグレイス。
傷口から噴き出た青い血−−銅に由来するヘモシアニンを含むから青いのだ−−が、グレイスにもかかる。
ドォン!
ブゥオワッ!
120mm主砲が火を噴く。今度はマツチヨの左目あたりを直撃し、焼夷剤が奴の顔面を焼く!
斬られた触手から青い血を流しつつ、マツチヨは暴れている。
そして口の位置にある主砲をこちらに向けてきた。
シューッッ!
主砲同軸線上に配置された筒が、真っ黒い霧を噴射した。
さらに・・・
ドン!
口から飛び出した、軟体キャノンのような主砲をヤークト・シャーマン目がけて撃った。
バオオッ!
ナパームにナパームで返してきたが、狙いが甘く、車体を直撃せずに車体直前の地面を焼いた。
だが、墨にも引火して、あたりの空気ごと周囲を燃やす。
タクスは助けた男ハンターを引きずって、何とか戦車後方の火の及ばない位置まで逃げた。
「おいサクラ!大丈夫か!」
下手すると車内で酸欠で死んでしまう、そう思ったタクスは叫んだ。
だが・・。
ドォン!
「ギー!」
ヤークト・シャーマンの主砲が再び火を吹いて、直後にクルマから見て左後方へと逃げる。極力正面を敵に向けた動きだ。
だが盾になる車両の無くなったタクスもやばい。急いでタクスはマツチヨからさらに距離を取った。
どうやら命中したようだ。
「はあ、はあ、今の炎でしたら、何とか大丈夫です。今、お守り代わりに持っていたAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)
を撃ちこみました。」
メットのレシーバーから、車内のサクラの声が返ってきた。
炎霧が晴れると、マツチヨは頭部に金属棒が深くぶっ刺さっていた。APFSDSの侵徹体だ。
脳にダメージを負ったか、動きがかなり鈍くなった。
「こうなれば私の出番!負けないわよ!!!」
グレイスが叫びながら斬りかかる。斬奸刀の切れ味のよさに物を言わせて我流ながら的確にマツチヨの触手や胴体を切り刻んでゆく
「ビーギャー!!・・・・・・」
マツチヨはなおも動いて、逃げ出すつもりか後退してゆくが、逃がすタクス達ではない。
触手を悉く斬りたてられ、動けなくなったマツチヨは、そのままグレイスの斬奸刀の餌食となった・・・・。


「やれやれ・・・やっと倒れたか。」
「まさか毒霧で酸欠を狙ってくるなんて・・・」
「うっ・・・・」
「おう、おっさん、大丈夫か?」
「あ、ああ・・・・・すげぇ。お前ら、あのタコのデカブツ倒しちまったのか。とにかく、ありがとよ。おかげで死なずに済んだぜ。」

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