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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 20

礼拝堂にはシルメリアを中心に7人の賞金首が揃っていた。タクス達の横には、護衛担当だったのだろう信者4人が物言わぬ躯と化していた。
「我が砂塵十字会に何の御用かしら?」
妙に余裕たっぷりにシルメリアが祭壇から声をかけてきた。左右には幹部3人ずつがいる。それぞれ拳銃やビームセイバーなど思い思いの武装を手にしている。
タクスは冷え冷えとした声で答える。
「シルメリア以下賞金首7名。この場で死んでもらう。」
「騒がしい犬どもですね。おやおや、亡霊までいるのですか?」
シルメリアの発言に激怒したグレイスが返す
「そうよ。亡霊の振るう斬奸刀、いまや奸賊と知れた者たちを切り裂く刃!受けよ!」
「受けなさい!」
タクス達から見て左端の男性幹部に、サクラがリモコンスパナを投げる。
その男性幹部は拳銃でリモコンスパナを撃墜しようとしたが外してしまい、
めしゃっ!
妙な音がしてその男の首が変な角度に曲がり、倒れた。
そのままリモコンスパナはサクラの手に戻る。
ガガガガ!!
その時にはタクスがAK47を1連射する。
シルメリアの頭を抑え込むためだ。説教台を前にしていたシルメリアはとっさに伏せる。
説教台にも撃ち込んだが防弾板が入っているらしく、金属音が響いただけだった。
タクスはその直後に左側の男性幹部にDDパイナップルを投げる。
ボゴン!
炸裂音が響くと同時に右端の女性幹部に、斬奸刀を両手に握ったグレイスが斬りかかる。
その女性幹部はビームセイバーで迎え撃っている。
「恩知らずなグレイス・・・せっかく神の救いの道へ拾い上げてあげたというのに、亡霊になって攻めてくるとはね!!」
「私もあなたが許せない。裏切り者には神の裁きが下るわ!!」
ガギュンガギュン!
隣の女性幹部がコルトM1911を2発発射した。女性にしてはガタイがいい。だが体型などは間違いなく女性のものだ。
グレイスはガバメントの弾丸を横っ飛びでとっさにかわした。
その時には既にほかの幹部たちも様々な武器で反撃してきた。
男性幹部の一人がタクスを狙って火炎瓶を投げる。
!!
なんとタクスはその火炎瓶を直接キャッチして投げ返した。まるで第一次大戦時の時限信管の設定の長すぎる手榴弾だ。
ガシャン!
「ぎゃあああああ!!!!」
その幹部は逆に自分の頭に火炎瓶を食らい、頭皮と顔面をガソリンの炎に包まれた。
当然、激痛にのたうちまわる。もはや反撃どころではない。
サクラは残る1人の男性幹部にリモコンスパナを投げ、直後にDDパイナップルも投げて、爆弾を避けようとしたところでリモコンスパナが頭部を強打!直後に爆発が起きて逃げ切れず、襤褸屑のようになって亡骸になった。
「どうやら、この騒ぎの首謀者は貴方のようね。」
シルメリアがタクスを睨みつけながら言い放つ。
そういえば幹部どもは戦闘しているのに、シルメリア自身は銃弾を防いだだけで何もしていない。
得物は何だ?拳銃の早撃ちか?投げ武器か?それとも剣か?

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