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METAL・MAX―征服の進軍―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―征服の進軍― 16

オヤジにしてはやけに甘いな・・・・そう思いながらタクス達は静かに見張っていた。
眼鏡美人は一枚一枚、指名手配書を読んでいた。
「砂塵十字会教祖シルメリア、2000G、幹部デノス1000G・・・スケルトン13(サーティーン)、2800G・・・」
 
「・・・・やばっ。下手すると先越されちまう。グレイス、中に入るぞ。」
タクスたちは何気ない風を装って建物の中に入った。
「おう、オヤジ、何かいい銃はねえか・・ん?誰だこの美人さんは。」
「え、あ・・はい、私はサクラと言います。一応メカニックをしています・・」
大人しそうなメカニック娘は綺麗な声で自己紹介した。
正体不明の男女の出現に警戒心を抱いたようだが、生まれ持った魅力のおかげだろう、あまり嫌な感じはしない。
「俺はタクス。一応ハンターだが、今はトレーダーめいたことをやってる。」
「私はグレイス・・・彼の仲間よ。」
 教祖と幹部だけでなく、スケルトン13なんて別の賞金首まで紹介されたんじゃ、ちょっとヤバい。先手とって俺たちだけで教団潰して賞金独占か、教団以外の賞金首もろとも3人で共同で倒して賞金山分けか・・・・。
どっちにするか決める前に、とりあえず元の目的を果たすべくタクスは言った。
「なあオヤジ、前に渡したPPsh41とか、突撃銃か機関短銃の類、それも素人にも使いやすい奴はねえか?」
「十日前の奴か?あれなら昨日売れちまったぞ。」
「畜生、やっぱ無いか・・・・。じゃ、ショットガンか何か、扱いやすい銃を1,2丁くれ。それと手榴弾の類かバズーカ、ところでグレイス、お前刃物は要るか?」
「でしたら、ククリナイフありますか?」
ククリナイフとは渋いな。
刃が反りや真っ直ぐではなく“く”の字に湾曲した独特な形状をしており、ナイフの先端に重心が寄っている。
刀身の付け根、グリップの上に「チョー」と呼ばれるω型の刻みがある。
これはククリには必須とされ、女性器を模したとも、カーリー(大黒天女もしくは鬼子母神)の陰核とも、またシヴァの陰茎とも呼ばれることがある。
獲物を選ぶのにも宗教が抜けきらない女だ。
「悪いがそれは三日後に入荷の予定だ。マシェットならあるぞ?」
「いっそのことチェンソーにしたらどうだ。オヤジ、ホッケーマスクを着けてやってくれ。」
「決定ですか!?せめてゴスロリと人工声帯にして!」
「そうか、お前はケツにグリーン・チリを流し込まれる趣味があるのか。」
「そんな訳ないでしょ!」

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