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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 95

日の光が届かない濃紺の空の下、徒歩や戦車のハンターが続々とオフィスが指定したポイントに向けて前進するが、思ったほどの人数は集まらないようだ
「ノエルさん…」
「ツェット君、戦車の補給してるうちに人間装備やで弾薬と朝食を買ってきて」
ハンターからの出動要請は強制ではない
弱気を漏らそうとするツェットをノエルは制する
ツェットは不満そうに買い物に行った
ツェットを買い物に出した理由はもう一つあった…。
集まったハンターの一団の中に、アンドロイドを連れている連中の姿があったからだ…
なるべくツェットには会わせたくない。

顔パーツや武装に仕様の違いこそあるものの…大体がジャネットと同じ汎用の06型やワンランク旧式の05型。

運用コストと手間は軽戦車とどっこいだから(CPUで何とかなる)、中の下ぐらいの冒険屋がソルジャー代わりに連れて歩くに丁度いい。

流石に…ホバー装備やらビーム兵器対応だの五倍のなにがし…といった高級機の姿は見当たらない。

マトモに野戦服や防具を着せていてコスプレに走ってるのはいなかった(プライベートはどうだか)。
軽機関銃、対戦車銃かバズーカ装備…重装歩兵姿の06が主流。

メイド服が居ないのは救いであった…ツェットがジャネットを思い出し、気持ちが揺らぐかもしれない。

戦力は生身の冒険屋が20名チョイに加え、10体足らずの汎用、作業用アンドロイド。
ノエルの様な改造車を含めて戦車10輌。

人狩り側の規模は小さいらしいが戦力は不明…行く先々で村から女子供を拐うタイプ。
相手をするには十分でもなく不十分でもなし。
戻って来たツェットから弾薬と食糧を受け取るノエル。

紙箱から出した弾薬をまずスピードローダーやクリップの類にセットしてポウチに納める。
残りは別のポウチに…。

ちょっと時間がかかりそうなのでその間、他のパーティの個人火器にも触れてみよう。
伝説の大崩壊直前…ありとあらゆる銃器が輸入、ライセンス生産されたお陰で種類は豊富だ。

やはり冒険屋のハンドガンでの一番人気は44マグナム。
リボルバーの信頼性と大口径の安心感…特殊ラバーグリップのお陰で、小柄なユーザーでもそれなりに使いこなせる…。

メーカーは様々だが…とにかく44マグナム弾6連リボルバー、記述上は原作の呼称『44マグナム』で統一している…。
有り得ない特殊弾を使えばアルミ装甲ぐらい撃ち抜く。

オートではツェットと同じくブローニングハイパワーかコルトガバメント、トカレフTT33(無論ロシア版)といった、やはり単純さが売りのタイプが人気だ。
最低9mmパラ…それ未満の威力の銃は流石に人気がない…。

長物はどうか?
ここに居る面子だと見た感じ、やっとこさAK47ライフル…それ以上の性能で砂漠対応となるとちょっと手が出ない。

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