PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 8
 10
の最後へ

METAL・MAX―新たな軌跡― 10

背鰭と尾鰭が三頭分…BS記録が有れば全部回収する必要は無い…どれもノエルの獲物の倍近い全長が予測される代物。
額面もノエルの五倍…。

「流石は砂漠の狐『シンバット』さんですね!これからも…。」
…シンバット?…一体どんな?…

一目その姿を拝もうと…人混みを縫ってゆくその先には…見覚えのある三白眼…!?


「あ〜っ!?90式の悪ガキ!!」
「ん…黄金水…?」

どうやら『シンバット』という通り名らしい。
「よっ!黄金水!」
「ハァイ!黄金水ちゃん?」
ボウイとアモウの姿もあった。
「黄金水…?
黄金伝説じゃなくて、黄金水
黄金…水
……?
!?」
ノエルの顔には嫌な汗が浮き上がる
「なにを指してるのか分からない比喩ですわね?」
平静を装う声が裏がえっていた
「普通の砂鮫に105ミリに25発も使わない」
「ちょっあなた達見てたの!?覗いてたの!!?」
「装備に溺れた持ち主を持つ車が心配だったからな」
「素直じゃねぇな。この嬢ちゃんひっくるめて心配だったって何故言えないかな?」
ボウイはノエルの肩に組み付いた(世が世なら十分にセクハラ)
「あの!?」
「可愛い娘には旅をさせろと言うじゃない」
アモウはノエルの言葉を豊満な胸でノエル頭を抱きしめて遮る
「単騎稼ぎを経験させたかったんでしょ?シンバット」
「ふん。知るか
黄金伝説ならぬ黄金水…」
澄まし顔のシンバットは笑いを堪える
ノエルは怒りのメーターがレッドゾーンに差し掛かる
「うるさい!一人ウケのオヤジギャグ!澄まし顔のとっつぁん坊や!!」辺りが静まり返る
シンバットは豆鉄砲を食らった顔になる
「喧嘩なら外でやってください
とっつぁん坊やのシンバットさん
黄金水伝説のノエルさん」
カウンターの向こうで静観していたオフィスの受付嬢がいつも通りの営業スマイルと事務的口調で言うと建物内は爆笑の渦に包まれた
面白くなさそうな顔をしたシンバットを先頭に、ボウイが受付嬢に抗議するノエルを引きずって四人はオフィスを出た
数分後…シンバットらと、大衆食堂でゴチになってるノエルがいた…。

ボウイとアモウが、このままでは殺し合いに発展しかねない…という事で『メシ食って落ち着け』と、二人を連れてきたのだ。

「がふがふ!ちっこいのに良く食うわねぇ!食えば背ぇ伸びるってもんじゃ…おっちゃん!原始肉おかわり!」
「まぐまぐ…お前こそ、足りない部分が食った分だけ大きくなればいいがな?こっちも原始肉!」

原始肉…マンモスの骨付き肉(クローン養殖)を頬張りながらも憎まれ口を叩きあっている二人だが、さっきほどの険悪さはない。

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す