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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 86

「うあぁ!ノエルの死を無駄にするなぁ!!」

…生きてるってば…

筋肉ファミリーは一糸乱れぬ縦隊でジャネットに対峙…。

「そ…それ危ない…。」
息を吹き返したノエルは彼らの意図に気付きツッコむ…。

「よし!姉者!弟!メイドにジェットストリームなんとか…。」

…さあぁっ…
「へ?」
兄者の目の前に気配すら悟らせず、間合いを詰めたジャネットの左肩…チタン製ショルダーが迫る…。

どげ!どが!どご!
タックル一撃、面倒だとばかり三人まとめて撥ね飛ばされる筋肉家族。

「ぷぎゅるっ!?」×3


…おまいら見掛け倒しかい…
…つーか踏み台にはしないんだ…てツッコんでる場合かぁ!…こっちキター!?…

ノエルのコメカミをジャネットの足裏が、頭蓋ごと踏み抜かんばかりに振り上げられた…『踏み台』はノエルか…。

…めきゃあ!…

イモムシごろごろな感じでかわすノエル。
良い音立ててジャネットの足裏が頬をかすめて床板を砕く。

…折れた肋骨のせいか、ノエルは仰向けになった辺りで息が詰まる…そして二撃目…

…おいおい…黒Tバックって何処のエロばばぁだよ…って!?…死ぬ!死ぬぅ!?…


床に付いた足形からして…パワーダウンしててもマトモに喰らえばザクロであることは容易に想像つく。

肋骨以外もイカれたのか躯が動かない…。

「…あぇええ…たしゅけてぇ…!?」

…ぐしゃ…

廊下に響く、ノエルの頭が〇〇〇になる音…いや…
違う?
まるで酔いの回った様なジャネットが膝を突いていた。

「…頭部直撃…診断機能…。」

ジャネットの後頭部にめり込んでいた『何か』がノエルの股の間に転がる…潰れた缶詰?…いや…。

「『近スギテグレネイドガ炸裂シネェ』…か漫画で読んだ通りだな…?」

…開け放たれた裏口…夕陽を背負ったシルエットは、バイクに跨った男の姿…。

…ガンマン…いや…違う…

「…我が名はブレード…故あって今宵の狩りに馳…。」

…ずぎゅーん!どごぉーん!…
「え!?あ!?ちょ…ちょっとまだ最後まで…!!」
問答無用で.50口径をブッ放すジャネットに、奇妙なダンスを披露する…夕陽を背負ったシルエット…。
「ハァ〜ハッハッハァ〜ッ…ボヤボヤしてたら後ろからバッサリだぁ(汗)。」

…ダレ…この空気読めないお馬鹿…

「FCS復旧の見込み無し…格闘戦に移行…。」

ジャネットはエプロンの内側に拳銃をしまう…替わりに左ショルダーを構え推進剤も残り少ないブースターに点火した…。
「…俺の居合いはぴすとるの三十倍スリリングだぜ…?」
…正対するブレードもアクセルを吹かす。

…ごうっ×2…

リッター級にボアアップした装甲バイクと、重量級ソルジャー用のロケットノズルの爆音が響き渡る…。

…がきぃいいん…

「また…つまらぬモノを斬ってしまった…かな?」

…ぱき…ぴき…ばらがしゃ…

左の肩当てが、続いて右のシールドもチタンのこま切れとなって床に散らばる…。

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