PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 80
 82
の最後へ

METAL・MAX―新たな軌跡― 82

「ウキィ(承りました)。」

正直冷や汗、ハッタリ言って見るモンだと…ふんぞりかえるサル大佐はついでの注文をつける。
「ウキィ(私は質の悪いハンターに狙われている故…アシの確保を頼もうか)。」
「ウキィ(かしこまりました)。」
ジャネットはエプロンホルスターから、ロシア版デザートイーグル.50…ポドヴィリン12.7mm(架空銃)をクイックドロウ…抜く手も見せず発砲。

彼の要求は為された…ただし…
『腐敗した佐官としての待遇』
『地獄へのアシの確保』

…であった…。
「目標の生体反応…停止。」
…ジャネットの任務…前回と同じく賞金首の横取り…死なない程度に痛めつける…。

手頃な警報パネルをハッキングした監視カメラの映像…他のモンスターや警備ロボットと交戦…命からがら脱出という状況らしい。

実質、ジャネット任務完了…後は近くで待機しているベルナルドの子分AB(意外と世話焼き屋)のクルマで回収して貰えば済む話だったが…。

…あの人に…会いたい…
…何故?…
…絆…だから?…

…しかしそんな乙女な感情も…。
「不確定要素として認識…対象と接触の必要性あり。」
…コレだもんなぁ…。

…ホールに戻り…弾の切れた機銃と両足ランチャーを台車に戻すと、格闘戦に備えシールドと肩当てを身に付けた…そしてツェットの元へ…。


…ノエル…ツェット…筋肉家族…正に激戦であった…

あのコントロール奪還屋失敗の後、幸い勘当の武器庫ないしドロップ品で武装を固めたノエル達…とは言えサタスペ機関拳銃イントラテック.22口径と弓矢ぐらい…。
マグナムやライフルはとうに使い切っていた。
「このこのこのぉっ!!」
姉者の弓矢とノエルのマシンガン…警備ロボットを牽制。

隙を突いて弟とツェットが取りつく。
メカ知識と直感がモノを言う特殊武器、メカ破砕機能を持つブーメランスパナを関節や配線部にネジ込むと有り得ない程ボルトや基盤が跳ね飛ぶ…。
出力低下で動きが鈍った所で、兄者のツルハシが加わり止めを刺す(剣も他同様使い潰した)。

超一流のメカニックなら投げたスパナが手元に戻る時、戦車が完全分解すると言うが…。

まぁ現実には、解体屋の親方とバイト学生みたいな絵面だ…。

「お疲れ様〜。」×2
労をねぎらう女性陣とそれに応える兄者だったが、メカ二人の表情は沈んでいる…理由は大体想像つくだろうが…。
敵の性質上、本来後方支援のメカニックまで前衛に出てしまう。
メカ系モンスターなら兎も角…相手は比較的罪のない警備ロボ…職業柄気が引けるようだ。

…原作ゲーム前半、ボス戦で武器破壊の為だけにスパナ投げるメカニックも…まぁ複雑な気分だろう。

…ツェット君いつか浴びる様にガラクタの山で遊ばせたげるからね…

警備ロボットの残骸から使えそうなモノ…アーム固定銃から自分らの銃に適合する弾薬を探し出し補充…。

「裏口の駐車場…たどり着くのよ何としても!!」
ノエルのひと声に、活気を取り戻す一同…


SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す