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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 71

「後は鍵の掛かったドアの向こうだけね」
「あの、ノエルさん」
「何?」
「鍵だったら最初の掃除していたサルなら持っていたのでは?」
考えてみればそうだ。あちこち掃除をしまわってるならなら鍵の一つや二つ…
しかし、仕留めた後にダストシュートに放り込んでしまいもう手が届かない所に
ーなんであの時に言ってくれないの!ー
そう言おうとした時、非常ベルがけたたましく鳴り響いた
「ん〜ついに来たわね」
いいタイミングでなってくれたとノエルは思った
ここでツェットに喚き散らしてもただの八つ当たりにしかならないからだ
物陰に身を潜めその時が来るのを待つ
ガチャりと鍵を開ける音がしてドアが開く
「んだよ、面倒くせぇな。いいところなのに」
「どうせ誤報だろ?とっとと止めてこようぜ」
二匹のサルモネラがぶつぶつ言いながら面倒臭そうに火元のロッカールームに歩いていく
ツェットは銃剣を向けて飛び出そうとするのをノエルは首根っこを捕まえて引き戻し、ゆっくりと閉まって行くドアに滑り込む
「ノ、ノエルさん!?」
「あれは放っておいていいの。火事を認識させればそっちに人手が割かれるでしょ?」
辺りを見渡し誰もいないのを確認する
「その分警備が厚くなるのでは?」
「あのきったないロッカーなら自然発火してもおかしくないでしょ」
「そ、そうなんですか?」
「そんなものよ」
先程のサルたちの会話からすると彼らが夢中になる何かがあるのだろう
そうしたらサル達が集まってる
それは分散させなければならない
それに、中に入れたのなら無理に鍵を集める必要は無い

コンクリートうちの廊下に所々大きな窓がはまっている
地図を見ると、それらがそれぞれの処理室のようだ
近くにある大窓を覗くと、中では数匹のサルがパチンコで逃げ回るモンスターを撃ちまわしていた
スクラップの山に流れ弾が当たると盛大に弾き飛ばす
撃ってる弾はスクラップから取り出したベアリング玉
なるほど威力がありそうだと関心するノエルの横でツェットが目を爛々と輝かせている
「ツェット君。仕事が終わったらね。帰るときに寄ってこうね」
スクラップの山に埋まる宝の山にすっかり魅了されていた

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