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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 66

周りは砂漠の緑地真ん中ににそれはあった
施設は搬入口のゲートを堅く閉ざしている
裏の作業員通用口から入るしかない
「ここから歩きね」
ノエルは車から降りると服の上から体を叩く
ポケット等に納められてる装備を確認している
「銃良し・弾薬良し・回復剤良し…」
「ツェット君、こういう所では声に出さない
自分の持ち物が相手にバレるわよ」
「は・はい!」
ノエル達の戦車の他に1両の戦車が止まっていた
「僕達以外にもハンターが来てるんですね」
その戦車に砂埃が積もっていることにツェットは気にかからなかった
(ツェット君は気付いていないのね。時間が経ち過ぎてることに。
このハンターは恐らくもう…)
ノエルはその先は考えるのを止めた
ノエルはドアノブに手をかける
ツェットは慌てモーゼル98Kのボルトを引き、安全装置の確認をする
扉を開け中に入る
ツェットは壁や天井に弾痕やモンスター達の爪痕が生々しく残ってると思っていたが、拍子抜けするほどきれいだった
床は多少靴ズリ(靴の踵を引きずった跡)が残っているものの、ワックスで磨かれ白く輝いている
「正規の職員は抵抗しないで逃げたって聞いてますけど…綺麗過ぎません?
まるで猿達が手入れしてるみたいに…(小声)。」
「ボス猿が『タイサ』って名乗ってるらしいよ。
野盗まがいのハグレ猿の分際で…大崩壊前のグンタイかぶれで…『ニトーヘイ』が毎日磨いてんじゃない(小声)?」

ノエルとツェットの会話(小声)も笑い事ではなかった。
『大佐』と名乗るサルモネラ勘当のボス猿(賞金首)は、ここいらの『火遊びザル』その他の獣人型の雑魚モンスターを従え、中隊規模まで膨れ上がろうとしているという…。


ノエルが依頼を引き受けた理由でもあった。
先に示したヘタレ共は小遣い稼ぎの対象と笑い飛ばしていたが…事と次第によっては…対処しきれない数の猿が街まで押し寄せて来る可能性すらあるのだ…。

しかもノエルが調べた所、その辺理解出来る手練れは綺麗さっぱり出払っている…。

ツェットに余計な不安を与えない為、口にしなかったが…今日の朝合流予定だったハンターオフィス経由で合流予定の、それなりに経験を積んだソルジャーもばっくれ…。
そいつが気を効かせて追い付かない限り二人で対処しなければならないのだ!!


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