PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 62
 64
の最後へ

METAL・MAX―新たな軌跡― 64

今はそれより気になる物がある
べっとりと張り付き、次第にバリバリのゴワゴワになっていく
盛大に夢精をしていた
「あ、あの、毛布ありがとうございます!」
毛布を抱えて未だ半立ちのペニスを隠し、前屈みでシャワー室に小走りで向かった
「若いのねぇ」
半ば呆れ顔でツェットを見送るとテーブルの残りを片した
「ぐぷっ…おげぇぇ…!」
シャワーを浴びながら吐くツェット
「きぼちわるいよぉ…」
排水溝の金網に引っかかる吐しゃ物がお湯で凄まじい匂いを出し、さらに吐き気を催させた

「ぅぅ…。お酒なんてもう飲まないぞ」
夢見と寝覚めの悪さが重なり短時間で起こした悪酔い
ヨロヨロと洗って絞ったパンツを握りながら部屋に戻る
部屋はきれいに片付けられ、ノエルは再びベッドで眠っていた
テーブルには冷たい水ど酔い止め薬が置いてある
「ノエルさん…」
垣間見るノエルのやさしさにツェットはジンとした
薬を飲み、自分に宛がわれたベットに潜り込む
朝までまだかなりの時間がある
「…う…ん…ぅう…」
薬は中々効かず、気持ち悪さと頭痛に悩まされる
頭は朦朧としているのに眠れもしない
(地獄だ)
フッとベットの端が沈むとフワリと何かが頭を滑る
何度も繰り返し
(温かい。それに柔らかくて良い匂い…)
次第に体が軽くなっていく
そして深い眠りに落ちていった

カーテンの隙間から差し込む光が瞼に当たり、ツェットは目を覚ます
寝返りを打ち、光から逃れようとするとしたが何かに乗り上げる
寝ぼけ眼を巡らすとツェットは壁を背もたれにしてベッドの上で長座したまま寝ているノエルの下半身を抱き枕にしていた
(夕べのアレは!)魘されるツェットの頭を滑っていたのはノエルの手だと気付いた
「…ん」
ノエルは目を開けると大きく伸びをした
「ん〜んっ。おはようツェット君。朝ごはん食べたら出発するわよ」
何事も無かったようにベッドを降りるノエルのシャツとパンツのみの姿にツェットは朝立ちと違う勃起に収まるまで布団を出られなかった
朝の補給所で最終点検を終えるとノエルが打ち合わせを始める

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す