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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 62

「せめて出入り禁止の触れ回しやしょう…。」

しょぼ〜ん…となりながらチンピラ達は去って行った…。

「…アウトローの宿命か…。」
男は誰にともなく呟きながら…用心棒のドロップアイテム?を物色する…なんか登場当初のノエルより酷いかも…。
…戦利品をバイクに積み、菊一文字?にはぼろ切れ化した用心棒の服を巻いて即席の鞘とした。

…ぶぉん…。
…装甲強化ボアアップ仕様のカタナに跨りエンジンを吹かす。
「俺の名はブレード…地獄に堕ちても忘れるな…アディオスアミーゴ、ハ〜ッハッハッハァ!!」


砂塵を巻き上げ走り去るブレード…(足元に〜絡み付く〜赤い波を蹴って〜)。


ツェットは思った…
…世界は広い…ガンマンしかりブレードしかり…桁外れな冒険者が居るのだと…。
…そして…
…間違っても…あんな人とは組みたくない…と…。


…夕飯前…丁度ツェットが二台の整備と、ちょっとした改修(突三AからGへのバージョンアップと高機の照準調整)を終えた辺りでノエルが帰って来た。
ハンターオフィスに新メンバー求む!の申請を出した後、あれこれ情報収集に回っていたそうだ…。


ツェットがノエルに今日の出来事を話すと「馬鹿と鋏は使いよう…」と呟き、ツェットの肝を冷やさせた
ノエルが帰り道に露店や屋台で買ってきた夕食をテーブルに広げる
ノエルは冷やしてない瓶ビールに直接飲み、ツェットはバリバリソーダを白く曇るコップに注いで飲んだ
「これ、次のターゲットね」
並べた夕食の間をノエルが滑らせ一枚の紙が水滴を吸い、ツェットの前で止まる
「サルモネラ勘当。群を追放されたグループがゴミ処理場を占拠してるの」
「モンスターの世界も世知辛いんですね」
ツェットはしみじみと野菜の串焼きをかじる
「どったの?ツェット君。なんか思うところ有り?」
「いえ、勘当なんてモンスターにもあるんだな〜って」
「ふ〜ん。優しいんだね。ま・君が気にする所じゃないよ。」
(この人って、さらりと失礼なこと言うよ)
「でね、コイツは生ゴミ処理場にいて、その周りを部下達を配備させてるんだって」
生ゴミ処理場を中心にゴミ処理場全体を占拠
サルモネラ勘当の部下とコントロールを奪われた警備・管理機が侵入を阻む
そもそもゴミをまともに出している人は少ないので、大きな被害は出ていないが利用している一部の業者が賞金をかけた

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