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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 57

…ホント直球だわねコイツ…ぽすっ!

「…むぐ…?」
ノエルの後ろ向きに振り上げられた踵がツェットの睾丸を蹴り上げた…。
軽く揺さぶる程度に加減したが、ツェットを落ち着かせるには十分だった。

「一回Hしただけで恋人気取り?」
「う…うぅ…?」
股間を押さえ内股でフラつくツェット…それでも硬度は保ったままだ。

「…君にとって…ヤラせてくれる女は皆いい人なの?」
軽く意地悪な口ぶりでノエルはそっとツェットを抱き寄せ、まだ硬さを失わぬ彼自身に手を添える。
「別に…そんな…。」
睾丸の痛みが引いた頃合いで、亀頭のくびれに指を絡ませた。
そして赤子でもあやすようにゆるゆると摩擦を始める。
…以外とカリ高…仮性っぽく被る気配もないわね…

「…アタシもツェット君が好き…でも旅の仲間としてのケジメは必要よ…。」
「あ…う…?」
時折唾液を垂らし、潤滑剤を与えながら動作を続けた。次第にツェットの息が荒くなる…。


「あのメイドにしたって…セッ〇スひとつで仲間だ何だって…躰でどうこうなんて変態ベルナルドと同格じゃない?」
「・・・。」
ツェットはノエルの言葉に思う所あってか何も答えない。
…そうだよ…あの人だってハッキリ『義理』だって…言ってたじゃないか…

「アタシは君を〇ックスで縛りつける様な女じゃなくってよ?」
…縛ってます十分、ツンデレな感じに…どーにかメイドから引き離そうと必死なノエルであった。
しかし片隅ではツェットの深入りを危惧しているのも事実…彼の明らかな騙されキャラを見抜いているのだ。


ノエルがニラウンド目に応じなかったのは、そういう意味も含んでいたのだ。

ツェットも漸くノエルの真意を理解した。
…そもそもあの人も最低限…僕に借りを返しただけなんだ…あくまで『礼儀を知った敵』に過ぎないんだ…

「ごめんなさい…僕は流され過ぎていたかも…。」
「わかってくれたかしら…?」
ノエルの指の前後運動が激しくなってゆく中、ツェットは息を詰まらせる。
「割り切るのは…難しいけど…ん…ぅ…。」
「いいよ…出して、スッキリして今日は寝なさい…側に居てあげるから…。」
「は…い…。」

収縮した陰嚢が持ち上がり…亀頭が最大限に張り詰めた。

びゅる…びちゃっ!

小気味の良い音と共に…染みと黴に彩られたシャワー室の壁に、残りの白濁が吐き出された…。

その後…大量の汗と体液を流した二人は、まるで仲の良い姉弟の様に眠りについた…。


…翌日…
…安宿のガレージ…
「くしゅんっ!」
ノエルが度々毛布を蹴飛ばしてくれたお陰でツェットは風邪気味だった。
馬鹿は風邪引かないのでノエルはノーダメージ…本人の姿はない、ソルジャー募集の求人を出すとかでハンターオフィスへ足を運んでいた。


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