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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 6

シリンダーを銃身から外し弾を全て抜く
いつもなら完全に丸腰状態で近くに誰か居てくれないと落ち着かなかったが、今は新しい相棒のCOPが居いる
安全装置を外せば直ぐに火を噴いてくれる
「銃の手入れしてると落ち着くのよね〜。しかも予備もあるからさらに落ち着くし〜」
鼻歌を歌いながら解体した部品を一つ一つ軽油を塗り、ブラシで擦り、ウエス(ボロ切れ)で磨き上げた
砂やスス、古い油が落ちると今度は錆止め潤滑にクルマのエンジン油を薄く引いた。

本音はマトモな銃器用の洗浄油、潤滑油が有れば文句無しなのだが、まぁ固い事は言わない。

この御時世、燃料や機械油として出回ってるモノは大抵が廃プラスチックからの再生燃料(実際可能らしい)。

廃プラはその辺を掘り返せば幾らでも出てくる前時代の有難い?遺物だ。

砂漠と廃墟の時代だが、人は逞しく生きてる。

なんでこんな時代になっちゃったかは諸説ぷんぷん…であるが。
トレーダーの長は「世界中の偉いサンが度胸試しに『怖いボタン』押しちまった」と教えてくれた…。

「ダイトーリョーもソーリダイジンも…よっぽど金〇でっかかったんだねぇ…。」
ノエルは独りごちながら銃を組み立てる…って女の子が〇玉とか言うなよ。

「そっか、偉いサン女の子だったら…う〜んおっぱい?それともクリ…まいっかぁ?」

…もういいや(黙れお馬鹿)…とにかく世界が滅茶苦茶なりに頑張る人々の反面、暴走したAI兵器やミュータント生物…さっきの変態共みたいな無法者がのさばっている。
そんなシッチャカメッチャカな世界ではまず必要な物が《力》
それを補う《知識》と《技》が《力》に守らる
《知識と技》を掛け合わせた《技術》を持つ者が《力》を持つ者に優される
そして《力》と《知識と技》を持つ者を支える〈生み出す者〉
これらが辛うじて【秩序】を形成した
中には《力》を勘違いした者が〈支える者〉を蹂躙する
自分の足場を瓦解させた力持つ者は同士で噛みつき合い、自滅していくのをまま見ることがある
しかし、同士で噛みつき合わない厄介な存在が『人間狩り』である
「お馬鹿はないじゃないか
そりゃ、そんなにオッパイ大きくもないのにクリちゃん大きいけど…ぶちぶち…
それでも出てるところは出てるんだから…ぶちぶち…」
一人誰かに愚痴りながら銃身にシリンダーを差し込み、回転させる
シャララと涼しげな音を立てて滑るように回転する
バシャ!
手首を外に捻り、シリンダーを銃身に納め動作点検をする
「異常なし!」
満足げに照門に照星を添えて電球を狙う
「銃で遊ぶとツキが落ちるゼ!…な〜んてね」
照準を外し、シリンダーに弾を詰める
シリンダーをまた回転させ装填し、ホルスターに納めた

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