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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 46

ガソヘッドの主砲では砕けそうもない
「ノエルさんの105なら開くかも」
今の自分ではどうすることも出来ないのでBSにマーキングして先を急ぐことにした
BSコントローラーの(すごい大雑把な)位置情報からして…ノエルは野良戦車の縄張り周辺から侵入してきた様だ…。

「暴走AIの中に作業ロボがいた…戦車工場か整備施設の跡地かな…?」
ここは多分、まだ有人だった頃に水源として使われていたのだろう。
多少、人の手が入った形跡もあった。

その後タンククイーンが野良戦車達を飼い慣らし?住み着いていたようだ。
クイーンがいなくなった今…居残りがいれば、普通の暴走AIとして襲いかかって来るだろう…。

とにかく水路を進めばノエルと合流出来る筈…であった。
出て来るのはなにも戦車だけではない
耳がパラボラアンテナになってる巨大な鼠が装甲をかじり、ブルブル震える緑色のスライムが転輪に絡みつく
次第に焦りが増していくツェット
このままでは戦車が出てきてしまうかもしれないと言う思いが無駄弾をばらまかせてしまう
モンスターに当たらなかった弾が跳弾になり、新たなモンスターを呼び寄せる
もうこうなると、初めてのお買い物のパニック状態の子供
打開策が思い付かないと戦うよりも闇雲に走り回った
走る、走る、ひたすら走る
走る先を遮ろうとするモンスターは転輪が痛むのを無視して踏みつけ、上から落ちてくるモンスターは機銃の掃射か、アームで打ち払う
いつもなら慎重を期して戦車で入らないような狭い通路も車体が火花を散らしても無理やり突っ込む
半壊アームが擦れてパーツがこぼれた
進む先は開けて重厚な扉が現れる
大きさからして重機専用だ
壊れて配線が飛び出したインターフォン以外に開閉スイッチがないのは、内部操作か手動なのだろう
速度を落としアームを前に伸ばす
アームが扉に触れ、圧し始めると一気にアクセルを踏み込む
排気口から黒い煙が噴出し、一部のモンスターの視界を奪った
鍵がかかってたのだろうが、錆に腐らされ、ガソヘッドのパワーの前に千切れた
扉が開くと、開ききらないうちにガソヘッドを中に押し込む
アームを後ろに回し扉を掴ませるとバックで閉める
入り込もうとするモンスターを数匹扉で挟みつぶした

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