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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 41

「助けてぇ!?なんかもさもさしてるぅ!?」

丁度、主砲モニターの目の前に白いレース地が、うっすらと黒い茂みを浮かび上がらせていた…。
目のやり場に困りながらもどうにか振り落とそうと蛇行運転を繰り返すツェット。

「ツェット君っ!クルマを安定させてっ!狙撃する…てゆーか!ツェット君から降りろぉっ!この痴女メイドぉ!!」
遠目には戦車がメイドにファ〇クされてるような、間抜けた絵面となっていた…。
ツェットの短小ほう…じゃなかったガソヘッドの短砲身からコクピットハッチまで這い上がるメイド…。
「ど…どこだっ!?」
やっと視界がクリアされたツェット…メイドの姿を探すが、死角に入られたらしい…いや。

…べきべき…
…嫌な軋みと共にハッチが引きちぎられた…。
「あ…あぁ。」

幽鬼のごとき漆黒の影…二つの紅い輝きがツェットを捉える…。
「…目標補足…。」
「うわぁあああ!!」

チタン骨格剥き出しの指先が、ツェットの細首を絞め上げた…。

いよいよ暴走を始めたガソヘッド…機銃を単発に切り換え、どうにかメイドだけ狙撃しようと躍起になるノエルがいた…。
「動くなぁっ!揺れるなぁっ!」
裂けた黒いスカートの下から覗く埃と煙で煤けた下着
それでも眩しい白いメイドのお尻がハッチから突き出ている
コクピットのツェットを探ってるのだろう、フリフリと動く
シリコン皮膜でも艶めかしいものがあった
大洪水の応急処置に一応、雑毛布を敷いてはいるが…湿った下履きが集中力を乱す…ツェットに肉薄攻撃を仕掛けているメイドはおけつ丸出し…何かすっげぇ馬鹿にされてるみたいで…なおさらストレスを募らせる…。
インカムからはまだツェットの声が聞こえた…手遅れになる前に…!

以外と知られてないが、三脚や架台でイイ感じに安定させた車載機銃はちょっとした狙撃ライフルだ…。

「喰らえ〜ぃお下劣メイド!ケツぶっ飛ばしてやるぅ〜アナ〇ファックの刑だぁ!!」
どっちがお下劣だか。
…だんっ!…

「あえ?」
…超音速の機銃弾が、メイドのお尻を吹き飛ばす…筈であった…。

白っぽい破片を飛び散らせ…お尻どころか戦車丸ごとノエルの視界から消えた…。

「…ジリオン…?」
…と若い読者にわからんボケをかますノエル…まさか銃弾一発で戦車が消しとぶ訳もあるまい…。
インカムからは…原因不明な悲鳴と共に…何か色々破砕音が聞こえて来る…。
「ツェット君、何っ?!ツェット君!?」

ラチがあかぬ、とガソヘッドが消えた辺りに転身…。

そこにあったのは、床を踏み抜いた様な大穴…そして風に舞う白いレースの布地…。

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