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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 36

ノエルの高機動車をかすめ、炎の矢…いや、対戦車ロケットが空気を焦がす…。

…ちゅどぉ〜ん…
砲弾に引火したのか派手に爆発するKV1戦車…そして少年マンガな黒焦げアフロで吹き飛ぶタンククイーン…。

女王様を守るべく(以外と忠犬)生き残った暴走AIが集う。
サブマシンガン装備の作業ロボが、索敵を開始…。

「ピコ!…機動歩兵一体…通常ノ三倍ノ速度…。」
カメラアイに映る…重武装の…メイド…?

左肩のスパイクアーマー…それが彼?の最後の映像となった。

メイドは背中のブースターを噴かし、跳躍。
メイドはスカートが捲れ純白パンティが見えるのも構わず急降下
着地と同時にジープのフロントをエンジンごと潰す
潰されたジープの機銃口がメイドに向くと、蹴りで簡単に吹っ飛ばされた
周りの暴走AI達の照準がメイドに集まりだす
メイドは腰溜で対戦車ライフルを掃射。薬室に一発だけ残し一弾倉撃ち尽くすと、再び跳躍
メイドが消えたボンネットに生き残ってる暴走AIの攻撃が炸裂してジープにとどめを刺した
作業ロボとジープがウロウロしながら上空のメイドを迎撃しようとするが、その前に両足に装着された三連グレネードが…。

「FCS(火器管制システム)射爆モード…。」

地を這う蟻かイモムシか…グレネード六連射の爆炎…晴れる頃には、屑鉄とチタンの屍…複合カメラの紅い瞳を輝かせながら、メイド姿の堕天使が降り立った…。

「…下僕ちゃん達をよくもぉ…。」
完全におばちゃんパーマになったタンククイーンが再び鞭を振るう…。

「エレーナっ!お願いっ!」
…せぶ〜んでいずうぉ〜戦うよぉ〜…
きゅるきゅるきゅる
他とは違う…重戦車のキャタピラ音…。
メキメキと廃屋のシャッターをブチ破り、女王様の危機に馳せ参ずる。
…車上に増設した玉座に飛び乗るクイーン…。

賞金首『エレーナ』…大崩壊前のMTBの一つ、61式戦車を意識して作られたが、不安定な(思春期)AIが暴走。
オリジナルは武田騎馬軍とか理不尽な大人達なんかと戦ったらしい。

襲ったハンターから滷獲したパーツか、規格無視で針ネズミの様な重武装…。

「やぁっておしまいっ!!」
ぴしぃ!
ぶぉぉん!

鞭が入って嬉しそうに吠えるエレーナ。
90o砲がガソヘッドに狙いを定める
慌てて後退して稜線に隠れるが、砲弾は地面を抉りガソヘッドのフロント装甲を削る
狭い車内でツェットがに激しい衝撃に振り回される
コントロールパネルがこれでもかとエラーのランプを点滅させ、サイレンを響かせる
「うわ!あああ、シャシー小破!」
「後退を続けて!」
ぼしゅう!
ツェットとエレーナの間に白い線が飛び、線が広がり煙の壁になる
「逃がすなエレーナ!短小には用は無いわ!潰しておしまい!!」
「短小!?」
ごーん
ツェットの頭の中は鐘の音を響かせた

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