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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 28

往来の真ん中で脱がされた下半身に銃身を捻り込む光景に男達が足を止める
その男達にベルナルドの仲間が、何発目で弾が出るか賭けを申し出ると男達は乗って来た
ベルナルドがゆっくり撃鉄をあげると、ノエルの鼓動が早くなる
「息が荒いぜ。興奮してるのか?」
「あんたの半立ちとは比べ物にならないでしょうね」
ガチン
ノエルの体が空撃ちの音に仰け反る
一発目に賭けていた男達の落胆の声が漏れる
「ま、一発くらいじゃツキなんか関係ねぇだろ」
膣の中をこねくり回しながら再び撃鉄を上げ、硬直するノエルをせせら笑うと引き金を引く
ガチン
折られた指とは別の嫌な汗が全身を覆う
ツェットは蹲ったまま他の男に踏みつけられ、動けないでいた
三回目の引き金を引く
ガチン
「半分も凌いだのか。ツキは本物かもしれねぇな」
撃鉄を起こして引き金に指を添える
「そろそろ鉄のザーメンが子宮を貫いて嬢ちゃんを昇天させてくれるよ」
ズドォン
ノエルの視界は下腹部の辺りで赤い爆発を捕らえた
自分の銃で自分が撃たれた
そう思った
実際にはベルナルドの腕が吹き飛ばされたことに気づくのに五秒ほどかかった
大きく骨ごと抉られたベルナルドの上腕部
辛うじて支えていた筋肉も力を失い重い銃を持っていた手が前に傾く
ノエルの膣からズルリと抜け、地面に落ちると暴発した
ズシャリ
ベルナルドがノエルの足の間に頭から崩れ落ちた
ベルナルドの股間から血が溢れ出す
「銃を弄ぶとツキが落ちるんだぜ。ボーヤ」
先の暴発で割られた窓から硝煙を昇らせる銃口が突き出ていた
割れた窓を開くと男が飛び降りてきた
「ガンマン!?」
あっけに取られるノエルに、フッと笑う
男達が慌てて銃を抜くと、ガンマンは全て銃撃で弾き飛ばした
「おい!何やってるんだ!とっとと助けろ!!」
男の一人がメイドに叫ぶ
「了解しました」
メイドはノエルの戒めを解くと、ベルナルドを始め、男達を肩に担ぎ、最後に一番太った男を担ぎ上げると建物を飛び越えて去った
男は、ガンマンを倒すのに手を貸せ
という意味で言ったのに対しメイドは
救助しろ
と認識していた
普段のコミュニケーション不足がここに現れた
「このぐらいならここの町医者が治してくれるだろう。下の方はよくわからん」
「ありがとう。下は満タンドリンクで大丈夫だと思う」
「そうか」
「そこがガンマンの家で助かったわ」
「ああ?ああ。空き家の二階を勝手に借りてた
BRAの部屋を借りようとしたら、撃ち合いがあったらしく改装中だった」
「…ぅう」
ガンマンはノエルの介抱が終わるとツェットに近づいた
ツェットは怯えた目でノエルとガンマンを見る
「ごめんなさい・ごめんなさい!!」
「誰も怒っちゃいないさ。ただ呆れてるんだよ」
「ガンマン、言いすぎ」

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