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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 25

「ツェットが可愛いから男の人達は、家に帰ったらツェットをオカズにするんじゃないかな?
女の子だと思ってるツェットをズコズコ犯しちゃうんだ」
ツェットはもじもじしながらポーチを前に持つ
ポーチの下はもちろんスカートがテントを張っている
(それでツェットを路地裏に引き込みスカートを捲くらせて…)
―妄想終了―
ノエルの口端が緩んでいる
(女装させたって可愛いだけじゃつまらないもの。さらには…)
…っフっ…
不自然な風がノエルの脇を通り過ぎた
バッと身を翻し、身構えるが誰も居なかった
(何今の!?
気のせいじゃない。不自然すぎる)
グリップにかけた手を下ろす
(殺気は無かったけどあれがナイフだったら…Drミンチのお世話になってた)
その場から離れようと改造軽トラの鍵を出そうとする
「あれ?」
鍵がない
全てのポケットを探ってもどこにも無い
来た道に落としていないか地面を見ると、キーホルダーにされていた六角レンチの束の内、一本が落ちている
「…」
その先にもまた一本落ちていた
点々と落ちている先に、さっきのメイドが歩いていた
(スられた!)
ノエルはマントの下の銃に手をかけ、後を追った
ただスられたのでは無いことに気付いている
わざわざ分かるようにキーホルダを罠に誘う鳥のエサよろしく落としている
44マグナムの撃鉄を起し、念のためCOPの安全装置を解除する
メイドは路地裏に進む
用心しながら後を追うノエルは、上方にも注意をめぐらせる
ノエルが角を曲がるたびにメイドのスカートの裾が次の角に吸い込まれる
(どこに誘ってるの?)
何度目かの角を曲がると目の前にメイドが立っていた
ノエルはマグナムを抜き、突きつけようとするが重い拳銃ではゼロ距離格闘は機敏に動けない
メイドは銃身を握り、ノエルが向かって右上にひねり上げる
ノエルはその動きに逆らわず、背中を向ける
左手にCOPを握り、そのまま銃を離しターンして突きつけようとしたが、メイドも動きを合わせて背中を向けると背中合わせにノエルの左手を掴み捻りあげる
ノエルはメイドと背中合わせにYの字になる
「くっ!」
踵を跳ね上げ蹴ろうとするが、メイドの両足が股の内側から回りこみ、ノエルの爪先を踏みつけ、足を開かせた
今度は立ったまま×の字にされる
右手の指はマグナムの用心金に引っかかり動かない
左手は直接捻り上げられ動かない
両足はメイドの全体重をかけられ動けない
バランスを崩して倒れようとしても、メイドのバランスに相殺されて全く動けなかった
「いったい…何が目的なの!?」
「オメーにお礼をするのが目的だよ」
動けないノエルの前にベルナルド達が姿を現した
「貴方は…だれ?」
「てめぇ…、あれだけのことして忘れたのか!?」
「ああ、あの時の半立ち変態か」
もちろん覚えてる。しかし、律儀に覚えてる自分がなんか悔しくてとぼけたふりをした

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