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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 141

「しっかし何を考えてるんだろうね。嬢ちゃんがピンチの時にBSレーザーで援護したり、倒した敵を修理したり」
「きっとあの娘が悶えてるのが堪らないのよ」
「そっか〜、うちの大将は変態さんだったんだな」
ボゥイとアモウのやり方に三白眼が睨みつけるが、二人はクックッと笑いながら自分のクルマに乗り込んだ。

「あ〜、もう。大散財よね」
ノエルはジャネットの去った戦場を見渡すとぽつりと漏らした。
クルマもボロボロ。
ツェットの貞操もボロボロ。
何もかもかき回されて逃げられたとしか表現できなかった。
…とりあえず…

手近な町に落ち着いたノエル一同は、本日の格安メニュー『タコのイボの…』全般をツマミに安酒を煽っていた。

ハンター協会にネジ込み、どうにかアシが出ない程度のギャラはふんだくったが、問題はプライド…特にツェットは宿に引きこもり。

傍ら、ブレードが店員のおねいちゃんや余所の女性ハンターにチョッカイ出しちゃメイニーに…

『アイゼンッ』
『光になれぇ』
『ぴぴるぴる』

…と五番アイアンで叩きのめされていた。
撲殺技全般の痴話喧嘩も、二人の間じゃ珍しくないらしい。
ノエルはバリバリソーダを呑み干すと、店内を飛び交う賞金首情報に意識を巡らせた。

流石に数万〜数十万Gに匹敵するハトヤ・マッスルやオバ・マッスル、カミカゼ・キタノオウサマ級は論外。

かと言って…レアモンスターを保護すべく、ハンター活動の妨害を繰り返す、サンドシェパードの様なチンピラ集団では話にならない。

前々から目を付けていた賞金首…拳銃使いタイガー・ザ・ウッズマンは、何があったか知らないが賞金額ガタ落ちだった。

そこに、見慣れない賞金首を見つけた。ソックスザウルスなる恐竜のようなモンスターだ。頭や身体は肉食恐竜なのだが両足がメカになっていて、その部分だけ真っ白い。だが当面は手が出なさそうだ。
賞金額が220000Gにもなっているのだ。

賞金額8000G、フクシ・マッスルなる筋肉怪女のポスターも貼られている。
これなんか手ごろかな?
隣に目を移すとオザワイバーンなる飛竜のようなモンスターもいたが、これも292900Gもの賞金がかけられていた。

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