PiPi's World 投稿小説

METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 138
 140
の最後へ

METAL・MAX―新たな軌跡― 140

初めてのA感覚で放心しているツェットは問題外。
ブレードの方は突然のレーザー光でサングラスのセンサー類の大半がフリーズ…しかも手元にマトモな刀がないのでエモノが22口径内臓のナイフ・ピストルときている。
そう、このときブレードなりメイニーのトレーラーの電子装備が十全ならばジャネットの異変に気付いていただろう…。

「背部スラスタ…エマ…ジェンシ…モード。」
「はえ?」
…しゅぼぉおおお…
ジャネットの背部から噴き出す白煙と炎にノエルは銃の引き金を絞るが、引ききる前にジャネットは滑空し、白煙を引きながら空に飛び上がった。
下半身と片腕が欠けてバランスが取れないのか白煙が一度くるりと螺旋を引いた。
ノエルの眼にはおちょくってるようにも見えた。
「こら〜!戻ってこ〜い!」
ジャネットのメモリーはここで自己保存のためにスリープモードに入り、ノエルが簡単に追い付けない距離で落下した。

キュラキュラキュラ…。

着地ができず墜落したジャネットのそばに90式戦車が止まった。
「どうするんだ?シンバット。俺はアンドロイドは門外漢だ。鉄くずにもならないぞ」
戦車から飛び降りがボゥイがジャネットをボロキレの様に引っ張り上げる。
「心辺りに持っていく」
「けど、シンバットってあの娘にこだわるよね。惚れちゃった?」
アモウが冷やかす。
「ふん、オムツ女には興味ない」
そう言うとシンバットはドッグマシンを起動させた。
「行先、バトー」

ヒュンッ
90戦車は荒野の小さなオアシスに建てられた小さな工場の前に着いた。
シンバット達が中に入る。
「オ〜!チビスケ!久しぶりじゃないか!チビスケ、戦車が欲しくなったか?」
「久しぶりだなオイボレ。今日は戦車じゃない。こいつを直してくれ」
ポイとジャネットを床に放り投げた。
「お〜、チビスケ。僕は戦車以外できないよ」
「完全に治せとは言わないよ。Mrマンデーを作ったあんただ。稼働可能くらいにはできるだろう」
「ん〜。OK〜。それくらいなら任せておいてよ。できたら《ダイナマイトなバニー》の無傷な体を手に入れてきてくれないかな?首を挿げ替えたらすぐに動くよ」
「わかった頭だけぶっ飛ばして持ってくればいいんだな」
「じゃ、任せたよ」
工場を出ると戦車に乗り込む。

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す