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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 133

ナガン銃の剣を下に向け、ずしゃっずしゃっと一歩一歩足音を立てて近付いてくるジャネットは迫力満点だった。
さらには全身から唸るように響くモーターの異常音が迫力を増した。
「ジャネジジャネジャネットさん!?」
しゅぅぅぅぅぅ
口から吐き出される排熱は蒸し暑い外気にもかかわらず湯気になる。
床尾を天に向け銃を両手で高々と掲げる。
「ちょっとぉ!?」
ぶぉん!
がすっ!
じょじょじょじょじょ…
振り下ろされた銃剣はツェットの股の間の地面に深々と刺さっていた。
あまりの恐怖にツェットのペニスは萎え、失禁していた。
ジャネットの異常放熱…持ち前の無表情が相まって、怒り心頭に達した生身の女性を再現していた。
「この女の何処がいいのか、私には何ひとつ理解出来ません。」
メイドの頭、白いレースのカチューシャには各種アニマル耳が定番だが、イメージ映像は見事にツノ二本であろう…まるで浮気現場に乗り込んだ鬼嫁。
「本当にいけない人。」
ジャネットが銃剣をひっこ抜くなり…頭が包皮の奥へと完全に隠れたツェット自身をサオといわずタマといわず、マイナスドライバー状の切っ先でツッ突きまわした。

薄っすら血が滲む程いじめ抜く。
「痛い痛い痛いっ!止めてぇえ!?」
「いっそ…男の子を『辞めて』みては如何ですか?」
ツェットとしちゃ何かもう隙を突くどころの騒ぎではない。
「あぅ〜」
ジャネットはふと…唸りながら息を吹き返しかけたノエルに気付くなり狙撃銃を投げつける。
「寝てなさい淫売。」
銃尾がコメカミを一撃、再びノエルは痛い眠りに就いた…串刺し刑から免れたモノの頼みの綱がひとつ断たれた…そしてジャネットの白魚の様な指がエプロンの内ポケットに延びる。

「ひ…?」
.50口径で脅える象さんをミンチにしようと言うのかっ!?
「膝まづいて、臀部をこちらへ向けて下さい…悪い子は『お尻ペンペン』です。」
「へ?」
真顔でこんな事を言えるのは教育ママと女王様、後は〇ガイぐらい…ツェットはジャネットの電脳が完全にイカれたのではないかと疑った。
「従って頂けないのかしら?もっと酷いお仕置きの方が良くて?」
「うぅ畜生っ!やるならやれっ!!」
ツェットはゴロンと転がるなり尻を差し出す…視界の片隅ジャネットが手にした黒光りは拳銃以外のナニかだった気もしたが…?

岩陰から窪みへと移動して3人に近付く人影が一つ。
ブレードが無粋なジャネットを静止しに接近していた。
(む?)
通常周波帯に乗ったノイズがブレードの擬似視界にノイズを走らせた。
(メイニーか?)
ブレードは進行を止めて無線機をONにする。
当たりに飛び交うラジオ電波にありふれたノイズが走る。
しかしそれはブレードとメイニーの間で使われる暗号だった。
(暫く様子を見ろ?)

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