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METAL・MAX―新たな軌跡―
官能リレー小説 - 二次創作

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METAL・MAX―新たな軌跡― 125

「おいおい、銃口を向ける相手が違う…ぜ!!」
烈波の気合いと共に振り下ろされるブレードの一撃。
真っ二つには出来なかったリモコン機銃の支柱に刃が食込み配線の一部を切断する。
「ちっ!切れ味が落ちてやがる。
話が違うぞメイニー!」
『おっかしいなぁ…計算上じゃ刃の部分は………ごっめ〜ん♪計算間違えてた♪』
後方のトレーラーの中でペロリと舌を出すメイニーの姿がブレードのサングラスに映る。
「大体この刀…今度はナニでこさえた?」
指揮車に這い上がり、喚声と共に長剣を掲げる信者をその刀身ごと頭蓋まで両断。
『斬れ味は兎も角、強度は注文通りよ…7.7mm機銃の廃銃身を「三編み」で叩き出した奴』
「おいおい…また廃品利用かよ!?」

『リサイクルを馬鹿にしないで欲しいは。鋳造されたての新品より使い込まれた金属の方が郷土や弾力性が高いんだから。
何万発の熱と圧力を耐えて油で磨き上げられてるのよ。
新品にこだわるなんてお子様ね。あ、だからアソコはいつも鞘に収められてるのね?』
「おいおいおい、聞き捨てならないなメイニーオレの名刀はいつでも抜き身で臨戦態勢だぜ。
うそだと思うなら今夜調べさせてやるさ」
輸送中の拉致された子供達の奪回は一応成功したが多数の負傷者を出した。
ノエルは読みとは裏腹に敵のちょっかいではなく味方の増援で被害が拡大したことに内心奥歯を噛み締めた。
負傷者は廃墟での戦闘後と同じように集められたらドッグシステムで一足先に帰還した。
子供達はオフィス経由で親元に返す。洗脳の後始末は保護者に一任する事になった。
ノエルとツェットは帰り支度をするハンター達の真ん中で黒騎士夫婦から延々と説教を受けていた。
黒騎士とナターシャの説教は他のハンターたちの帰還準備が終わったと言う報告で打ち切られた。
ノエル達はこれから準備ということで現地解散を申し入れて、報酬はオフィス受け取りということで開放された。
「ぁう〜、まだ耳の奥でガソリン蝉が鳴いてるは…」
「どおりで暑いですねぇ」
二人は岩陰で身を寄せ合いながら呆然としていた。
(食道のオバチャンのマシンガントークに匹敵する説教だったは。)

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